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西区

西区わくわくツアー

3月29日(金)、「西区わくわくツアー」が開催され、13組の親子(0~5歳16人、母親13人)が参加した。バスに乗り、いちごの収穫体験やいちご大福づくり、忍者遊びなど春の一日を楽しんだ。 (主催/神戸市西区役所総務部まちづくり課)

西区では、区の魅力再発見や地域間交流のきっかけづくりを目的に、これまで小学生や大学生、大人たちを対象にしたバスツアーを開催しているが、未就学児童とその親子を対象としたツアーはこの日が初めて。

西神中央公園北側に集合した親子はバスに乗り、まずは伊川谷町前開のいちご農家へ。このあたりのいちごは甘く大きな実をつけ、「太山寺いちご」として人気がある。いちごの香りが漂うハウスの中で、参加者たちは思い思いに収穫し口いっぱいに実を頬張った。その後収穫したいちごを持って西区民センターへ移動。中央市場料理教室の先生に教わり、摘みたてのいちごを使っていちご大福作りを楽しんだ。参加者の常森佑美さん(西区井吹台北町)は「いつも太山寺いちごを買っているので、とても楽しみでした」と話し、息子の葵結ちゃん(2歳)は「おこなをこねこね、あんこをまるまるしたよ」と楽しそうに話した。

一行は樫野台公園へ。昼食や出来立てのいちご大福を味わった後は、アフタフ・バーバン関西の代表北﨑圭太さん(赤忍者)と竹原大貴さん、(青忍者)の指導で「忍者遊び」を楽しんだ。新聞紙で作った「長剣」で遊ぶ長剣修行や、「山=立つ、川=座る、天=忍び足、地=ピタッと止まる」など忍者の合言葉を覚え「隠れ身の術」を体得。合言葉の通りにポーズをとると、お地蔵さん・透明人間・桜・タコなどに「変身」した。集合を意味する「ひかり~」の合図の下、合言葉や隠れ身の術を使った巻物届修業や、2チームに分かれて行う宝探し修業など、子どもたちは忍者になりきって思う存分楽しんだ。

最後に、忍者に興味があって参加したという山本悠真ちゃん(5歳・西区学園東町)の提案で、合図に使った赤い太鼓に子どもたちが集めたどんぐりを入れ、悠真ちゃんがそれを思いっきり叩いた。勢いよく飛び跳ねるどんぐりの様子を見て、子どもたちは手を叩き大喜び。悠真ちゃんの母親は「子どもとこうして一日一緒に遊ぶことができ、とても楽しかったです」と笑顔をみせた。

主催したまちづくり課の安達浩史係長は「西区唯一の国宝である太山寺。その近くの農家が栽培するおいしい大粒のいちごなど西区の魅力を知ってもらえてよかった。また自らも黄忍者になり、参加者の皆さんに楽しんでもらうことができた。今後も企画していきたい」と笑顔で話した。 ※アフタフ・バーバン関西/あそぶこと・関わることのプログラムを用いて、子どもたち・大人たちが、笑い合いながら生きていける時間・空間を創造する。

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