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須磨区

子どもマナー教室

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 8月19日(水)、北須磨文化センター(須磨区中落合)で、豊かな感性と創造性を育む作法を身に付ける「子どもマナー教室」が開催され約20人が参加した。(文化庁伝統文化親子教室事業・主催/結いの会神戸)

 令和3年度に開校した「子どもマナー教室」では日常で忘れかけている日本のさまざまな生活文化を実技を通して子どもたちが学ぶ。〈立ち姿とお辞儀・挨拶の言葉〉〈履物やお椀、お箸の扱い〉〈お茶の出し方・いただき方〉〈自己紹介の仕方〉など、改めて習う機会が少ない作法を9回にわたって習得する。
 講師を務めるのは結いの会神戸代表の本田洋子さん。本田さんは定年退職後、日本現代作法会で作法やマナーを学んだ。これを次世代の子どもたちに伝えていきたいと第2の人生の目標に設定したと話す。
 同日は全9回の講座の6回目。授業は教室に入るその瞬間から始まる。子どもたちは帽子を脱ぎ「失礼いたします」と言った後、礼をして、左足から入室する。逆に退室する際は右足から出す。最年少の受講生である2歳半の幼児にも繰り返し伝えれば、きちんとマスターできるという。
 教室に入ると、椅子から立ち上がる際の足の動かし方を復習し、この日のメインテーマ〈物の持ち方・渡し方〉について学んだ。「相手に物を渡すときには ◯安全に ◯確実に正しく ◯大切に丁寧に ◯気配りをする ◯両手が基本、の5点を意識すると、気持ちの良いやりとりができます」と本田さんは伝え、さまざまな物を使って受け渡しを練習した。
 傘を渡すときはどこが危ない箇所かを考え、両手で傘を持ち、柄の丸い方を相手に向けて、相手の背丈に合わせて受け取りやすい高さで渡す。本や封筒を渡す際は相手が文字を読める方向で渡すこと、はさみは表を向けて、刃の部分を自分側に向け、両手で渡すなど、細やかな部分にも配慮した手渡し方が伝えられた。
 次にテーブルの上に置いた品物の入った箱を渡すときの「置き渡し」を練習した。90度ずつ2回右回転させると、相手の正面に品物を向けられる。手渡すときは、相手も底を手で持つことができるスペースを空けて、上部と底部の片側に自分の手を添えるとよい。
 氏川心花さん(多聞の丘小6)は最初は姉と教室に通い始め、現在は友人の高木さん、谷車さん、橋本さんを誘い、仲良く教室に通っている。氏川さんたちは「礼儀正しい人になりたい」「お墓参りに行った時に線香の点け方、消し方を教えてもらっていたから、きちんとできた」「礼儀作法はこれからも使うから忘れずに覚えたい」と口々に話した。
 講師の本田さんは「日本の礼儀作法で大切にされてきたものは心を込めた挨拶とお辞儀です。挨拶は最高のコミュニケーションです。また、作法は周りを不快にさせないように、相手を思いやる行為です。子どもたちが社会に出たときに頭の片隅に置いておいてもらえたら」と話した。
 また、同講師の中嶋厚子さんは「結いの会神戸は9月から第2・第4木曜16時~17時に、市立井吹台中学校でコベカツクラブとしても活動します。周囲の人々と気持ちよく接していくためのマナーを体を使って覚えて、自分磨きをするお手伝いをしたいです」と意気込みを語った。

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