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2026 神戸高専夏期公開講座

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8月12日(水)~19日(水)、神戸市立工業高等専門学校(西区学園東町)にて、小中学生が理科の実験や講座を通して工業の面白さを体験することができる「神戸高専夏期公開講座」が開催され約200人が参加した。
(主催/神戸市立工業高等専門学校 協力/バンドー化学株式会社・三ツ星ベルト株式会社)

 中学校卒業後、理論を基礎に実験実習を重視した5年間の一貫教育で工業分野の専門知識を学び、多くのエンジニアを世に送り出している神戸市立工業高等専門学校。今年4月からはシステム情報工学科、知能ロボット工学科が新たに開設され、6学科編成となった。AI共生社会を切り拓き、ロボット製作にも対応できる人材育成を進めている。また、地元企業との連携強化を図るために「神戸高専地域共創テクノセンター」を現在建設中。企業との技術相談や共同研究を強化したり、企業と在校生・卒業生との交流や地域の小中学生への理科教育実施を目指している。
 毎年恒例となっている夏期公開講座は光や電気などの性質を利用した工作や実験が人気。今年はガスバーナーを使って光や音が出る実験〈光と音の化学〉や厚紙を使って橋を作る〈橋のしくみ〉など14のプログラムが用意された。
 新たな試みとして企業とコラボレーションした講座も開催。三ツ星ベルト株式会社(長田区浜添通)は〈ベルトとモーターでグルグル回るおもちゃを作ろう〉を実施。ベルトを使って動力を伝える仕組みが身近な製品に使われていることをクイズ形式で学び、その仕組みを工作した。
 バンドー化学株式会社(中央区港島南町)の〈世の中を支える『運ぶ』の仕事~ロボットとコンベヤのひみつ~〉ではロボットを組み立て、動かす体験を行った。私たちの暮らしを支える工場や倉庫の「運ぶ」現場では、コンベヤで重い荷物を運んだり、ベルトなどの動力部品によって同じ動作を正確に繰り返したりするロボットが、人間の新たなパートナーとして活躍している。ロボットには「作る」仕事と「動かす」仕事の両方が関わっていることが紹介され、受講生はレゴブロックでロボット本体を作るチームと、プログラミングをするチームに分かれて、物を運ぶロボット製作を行った。それぞれのチームの作業が完了して繋ぎ合わせ、見事にロボットが動くと、子どもたちから安堵と達成感の声が上がった。ロボット組立てチームで製作を行った上月隆輔さん(中2)は幼少期から電車が好きで夏休みの自由研究では新幹線を題材にしたこともあるという。将来は電車に関わる仕事に就きたいと同校への進学も検討中だそうで「自分たちの手で組み立て、そのロボットを動かすという体験ができて感動しました。夢が広がりました」と喜んだ。
 機械システム工学科の鈴木隆起教授は電池やモーターに触れることで、理系に興味を持ってもらえたらと「ホバークラフト」の講座を考案。ホバークラフトとは、圧縮空気を下向きに噴出することで浮上航行を行う超高速船のこと。講座ではボディに紙ボウル、船底にスチロール板、スカートにビニール袋を用い、プロペラ、モーターを取り付けて下向きに空気を送り、浮遊させることができるミニホバークラフトを製作した。岡井澪さん(小3)は「カッターでカーブに切るところが難しかった」と話すも、無事に浮遊すると笑みがこぼれた。鈴木教授は「ものづくりにはトラブルはつきものですがうまくいかないことも良い経験になります。原因を解明、改善をすることでより良いものを作る喜びを感じてもらえたら」と語った。 

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