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須磨区

遊びを通して防災力アップ!椿谷プレーパーク

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 6月21日(日)、椿谷公園(須磨区横尾)で「遊びを通して防災力アップ!椿谷プレーパーク」が行われ、多くの家族で賑わった。(主催/椿谷プレーパーク 協力/神戸女子大学、コトノハこども食堂、山徨社)
 椿谷プレーパークは子どもたちが地域の自然に触れ、自分の責任で自由に遊ぶ場所として1999年から月1回(1・2・8月は休み)、地域の有志を中心に活動を行っている。プレーパークでは保護者も「危ない」「汚れる」「仲良く」「順番でしょ」「せっかくだからしなさい」など制限となる声かけはしない。子どもたちの仲間としてとことん遊び、「自分らしくいられる場所」として子どもにとっても大人にとっても居心地のいい場所となることを目指している。
 取材日は特別に、遊びながら防災対策を体験できるブースが設けられた。これは、妙法寺にある築200年の古民家「コトノハ」でこども食堂を開く小田さくらさんが、昨年の〈BE KOBEミライセッション2025〉で「地域の自然を活かし、生きる力を育む体験を子どもたちに届けたい」と発表したことから地域団体との協力が実現したもの。
 椿谷プレーパークでは普段からフードドライブの食料品を使った炊き出しを行っており、この日は災害時にガスや電気が使えないことを想定して、インスタントラーメンを水から作る体験を行った。作り方はラーメンの袋を開け、粉末スープと水を直接入れ、15分待つ。さらに麺を2つに割ると少ない水でも作ることができる。警視庁の公式X(旧ツイッター)でも紹介されている方法だという。
 神戸女子大学で管理栄養士を目指す学生、ボランティア部の高校生、横尾小学校の児童が協力し、災害時でも簡単に調理できるレシピの紹介と試食も行われた。焼き麩で作るラスクは①ポリ袋に麩を入れ、霧吹きで水を2プッシュして湿らせる②ココア・抹茶・カレーなど好みのパウダーを入れ、袋を振って全体に馴染ませると完成、というもの。子どもたちも自分で作り「おいしい」と頬張っていた。
 ブース内にはAEDが設置されている場所を示した地域の地図も掲示され、いざという時のため、場所を認識できるよう呼びかけがあった。
 また、アウトドア企画のプロで〈こうべ山の小学校〉などで活動する山徨社の田渕幹敏さんは、安全に野外遊具を設置する方法やロープワークを保護者に説明。ロープを木に密着させて結ぶクローブヒッチ(巻き結び)や、ロープを片付ける時の巻き方など実演があり、真剣な表情で試す保護者の姿が見られた。防災士の資格も持つ田渕さんは「ロープの結び方もそうですが、アウトドアでの知識は防災にも役立つことが多いので、皆さんに知っていただけたら」と話した。
 参加した神戸女子大学の嶋津知香さん(4年生)は「防災食をおいしいと言ってくれてうれしかった。子どもたちも楽しそうに学んでくれていた」と話した。椿谷プレーパークの玉置志げみさんは「田渕さんから学んだアウトドアの知識は、遊び場の安全のためにとても役立ちそうです。今後も椿谷プレーパークは、子どもも大人も安心して楽しめる場であってほしいと思います」と微笑んだ。


【フードドライブ】家庭で余っている食料品を地域の協力店舗などで回収、福祉団体・施設に寄付する活動


防災対策ブースを手伝うボランティアもジャグリングに挑戦。プレーパークにはのびのびと自由な空気がある。

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