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須磨区

名谷図書館「美味しい防災食」

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 6月21日(日)、「名谷図書館 美味しい防災食」の講習会が北須磨文化センター(須磨区中落合)にて開催され、事前申し込みをした6人が防災食についての知識を深めた。
(主催/名谷図書館 指定管理者・シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社)
 名谷図書館を受託運営するシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社(本社所在地・東京都渋谷区)は、公共施設の管理運営を主力事業としている。講師は、同社の学校給食事業部本部・企画室室長の永田あや美さん。栄養士・調理師でもある永田さんは「食育キャラバン隊」として全国の小・中学校や保育施設、図書館などで食に関する講習会を行っている。非常時こそおいしい食事ができるよう、普段からの備えについて参加者に伝えた。
 最初に、食品の家庭備蓄の必要性について説明があった。震災、また近年頻発する豪雨による水害・土砂災害など、自然災害はいつ起きてもおかしくない。普段の生活で雨具を持って行ったり、シートベルトをしたりするのと同じ感覚で、食品備蓄をしてほしいと永田さんは呼びかけた。災害時には避難所ではなく在宅避難することもある。災害支援物資が3日以上到達しない、物流機能停止で食品が手に入らない、ライフラインの復旧に時間がかかることを見越して、最低3日~1週間分×人数分の食品を家庭備蓄するのがベストと言われる。
 〝ローリングストック〟は栄養バランスを考え、家族の人数や好みに応じて内容・量を決め備蓄、賞味期限が切れる前に消費し、その分をまた買い足して循環させていく方法。備蓄食品は大きく分けて2種類あり、日頃から使用し、かつ災害時にも使える「日常食」(缶詰・レトルト食品・フリーズドライ食品・ジュース・乾物・充填豆腐・インスタントの味噌汁など)と、賞味期限が長く、災害時の備えとして用意する「非常食」(アルファ化米・缶詰パン・菓子類・火や水を使わず温かい食事ができるレスキューフーズなど)がある。
 災害直後の食事は炭水化物に偏り、タンパク質やビタミンなどの栄養素が不足しがちに。ストレス・疲労・感染症などのほとんどは食事が原因と考えられるため、これら備蓄品の栄養バランスを考えることの重要性が説かれた。補足として「飴・チョコなどの嗜好品もあるとよい」「削り節などあればアルファ化米に混ぜて味付けすると食べやすい」など、災害時の食事を楽しむ考え方も付け加えられた。また、乳幼児や高齢者向け、食物アレルギー対応食品は災害時に手に入れることは困難なので、約2週間分備えることも気をつけるとよい。
 次にポリ袋を使い調理する災害食のレシピが紹介された。まな板や包丁を使わずに水、米、焼鳥缶、コーン缶、醤油で作る「焼き鳥ご飯」。ひじき、サバの味噌煮缶、大豆水煮で作る「ひじき煮」。どちらも省エネで栄養をまるごと食べられる利点がある。備蓄品のアレンジ料理としてはチョコレート、マシュマロをクラッカーで挟むスモアや、アルファ化米で作るみたらし団子、おかきなどが紹介された。
 日頃から考えておきたい備えとして、「◯備蓄リストを作っておく◯備蓄できる食品を多めに買っておく◯日持ちする野菜や果物、調味料を買い置きする◯取り出しやすい所に保管する」ことを挙げ、〝ローリングストック〟を日常化してほしいと永田さんは締めくくり、講習会は終了した。
 名谷図書館で取り扱いのある防災関連の書籍が紹介され、質疑応答の時間には参加者たちが熱心に永田さんに質問した。須磨区白川台から参加した女性は「知識はあったけど、もっと詳しく知りたいと思い参加しました。備蓄はしているけど、期限が切れていることもあるのでローリングストックをしていきたい。日常食と非常食は聞きなれない言葉だったけど詳しく知れて良かった」と感想を話した。垂水区から参加した大学4年の男性は「災害に備えてしっかり準備しなくてはと思いました。災害食は初めて見たレシピなので作ってみたいです」と関心を高めていた。

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