社会を明るくする運動 西区民の大会

「社会を明るくする運動」は国民皆が、犯罪や非行の防止と、犯罪や非行をした人たちの立ち直りについて考え、それぞれの立場において力を合わせ、安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動で、令和8年で76回目となる。
今年は「保護司をはじめとする更生保護ボランティアを広く知ってもらおう」を全国統一テーマに掲げ、同ボランティアの取組み、「更生保護」全体の取組みについて知ってもらおうと、行政等関係機関が一堂に会し、西区民の大会が開催された。開会にあたり西区保護司会会長の和田裕さんは「再犯や再非行を未然に防ぐことは、新たな被害者を産まないことに繋がり、安心安全な地域づくりにとって重要な取組みである」と話した。
保護司とは、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティア。法務大臣からの委嘱を受け、全国で約4万7千人が活動している。活動内容は対象者と定期的に面接を行い、更生を図るための約束事(遵守事項)を守るよう指導するとともに、生活上の助言や就労の手助け等を行ったり、刑務所や少年院などからの釈放後にスムーズに社会生活に移行するため帰住予定地の調査、引受人との話し合い等を行い、受け入れ態勢を整えている。また、本運動をはじめとする犯罪予防活動を通して、地域住民に立ち直りについての理解と協力を求めていく。
講演では、暴力団追放について地域住民が主体となって暴力団事務所を撤去した事例について神戸西警察署員と神戸明石地域安全協議会会長より話があった。また、同署の阿部義樹署長は「暴力団の対立抗争が未だ終結していない。匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)が関与していると見られる特殊詐欺被害もあとを絶たず、違法な収益の一部が暴力団に流れる実態が確認されている」と話し、兵庫県の詐欺被害の状況は5月末で101.6億円(前年同期比+36.7億円)1259件(前年同期比+75件)と過去最悪となり、6月29日~7月8日には特殊詐欺多発警報が発令されたと明かした。「最近はニセ警察詐欺、SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺なども増え、高齢者だけでなく若い世代への被害も増えている。詐欺の手口を知ったり、犯人からのアプローチを未然に絶つ対応策を講じてほしい」と注意喚起した。
さらに同署員が今すぐできる対策「防犯スリーステップ」を紹介。①無料の防犯アプリ〈ひょうご防犯ネットプラス〉をインストールし、地域で起こった特殊詐欺情報を入手する。②無料の警察庁推奨アプリをインストールし、携帯電話にかかってくる国際電話や犯行に使用された詐欺電話をブロック。③〈国際電話利用休止サービス〉に申し込み、固定電話にかかってくる国際電話をブロック。特殊詐欺の電話を防げると説明した。
その後、アトリウムコートにて、啓発グッズの配布やパトカー展示、こども制服試着が行われ、買い物客などに更生保護の活動や特殊詐欺防止について訴えた。和田会長は「地域の方に保護司の活動を知ってもらえる機会となった」と手応えを話した。西区の豊永太郎区長は「国の法律改定などもあり、保護司を取り巻く環境が変わってきているが、西区として引き続き保護司の方に明るく元気に活動していただき、協力しながら立ち直りの支援に取り組んでいきたい」と語った。
◇警察庁推奨アプリ(無料)
①詐欺バスター Lite
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「特殊詐欺対策」ページ
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/apps/