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防災カードゲーム「ダイレクトロード」で災害対応を学ぶ

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 6月15日(月)長田区役所(長田区北町)7階大会議室にて、防災カードゲーム「ダイレクトロード」を使った「災害ボランティア講座」が行われ、32人が参加した。(主催/長田区社会福祉協議会、長田ボランティアセンター)
 長田ボランティアセンターでは、災害ボランティア向けの講座等を不定期で開催し、災害時の助け合いや対応力を学ぶ活動を行っている。今回使用した「ダイレクトロード」は、神戸市消防局の樋口貴洋さんが開発したカードゲーム型の防災訓練教材。チームで協力しながら災害対応をシミュレーションできる。5~7人で1チームとなり、シナリオごとの想定の中で課題をこなしていく。断片化された情報を協力して統合していく過程の中で、参加者同士が学び合う手法を取り入れており、災害対応に必要な行動や考え方を協力して修得していく。進行役に特別な知識は不要で、神戸市消防局が無料で公開している資料をダウンロードすればスマホでも紙(印刷)でもすぐに始められる。
 当日の進行役は、神戸市消防局長田消防署消防防災課係長の木ノ下晃さん。南海トラフ地震が今後30年以内に60~90%程度以上の確率で発生するリスクがあることを説明した後、ゲームのルールを解説。ゲームには、旅行中に初めて訪れた土地勘のない町での被災を想定した「初めての町」、瀬戸内海に面した美しい浜辺の町で、南海トラフ地震の発災を想定した「海辺の町」、海から遠く離れた内陸の町で巨大地震発災を想定した「内陸の町」の3種の設定が用意されている。今回は「海辺の町」を実施。
 設定は【南海トラフ地震発災15分後。消防・救急はまだ到着していない。津波到達予想は80分。避難時間20分を確保すると、活動可能時間は45分】。参加者は与えられた課題について振り分けられた28枚のカードの情報を手掛かりに、4枚の指示書を完成させていく。ストップウォッチの絵のカードを引いた人が全体の時間管理を行う。各グループは配られた地図で、町の位置関係と被害状況を把握していく。引いたカードをほかの参加者に見せるのは禁止で、情報は口頭で共有していく。暗号カードには暗号を解くとゲームのポイントになる情報が得られる仕組みになっていたり、被害の状況がわかるものや、救助に使えるものの場所などが示されている。
 指示書を完成させるためには、災害直後に火事を早期に発見・消火する「消火活動」、閉じ込められた人を救出する「救助活動」、応急処置・けが人対応をする「救護活動」、津波などからの「避難呼びかけ活動」の4つの活動をどのように行うかを情報から導き出すことが必要。参加者は自分のカードの情報を伝え合いながら進めた。
 ゲームの後には消防職員から消化器の使い方の説明があった。①「ピン」安全ピンを上に引っ張り抜く。②「ポン」とホース先端を上に引き上げ、消火器本体から外す。③「パン」とレバーを強く握って、燃えている物に薬剤を吹きかける。「ピンポンパン」と覚えてほしいと呼びかけた。
 「ダイレクトロード」は初体験だという参加者は「聞くだけの講習より、災害時の状況をイメージし、考えながら参加でき、モチベーションがあがった」と話した。進行役を務めた木ノ下さんは「これからもっと多くの市民の方にゲームを体験してもらい、災害時に周りと協力しながら動き、助け合える人が増えていったらうれしいです」と語った。
 長田ボランティアセンターでは、災害が起こった際に、いち早く対応できる災害ボランティアを募集している。

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