かみのたにこども食堂

5月20日(水)、神の谷地域交流センター(須磨区神の谷)で、みんなで食事を楽しむ「かみのたにこども食堂」が開かれた。(主催/神の谷ふれあいのまちづくり協議会、神の谷民生委員児童委員協議会)
「かみのたにこども食堂」は、共働き家庭が増える中、孤食を防ぎ、子どもたちが楽しく食事できる場所を作ってあげたいと、神の谷民生委員児童委員協議会、神の谷ふれあいのまちづくり協議会のメンバーが中心になって、今年の4月に立ち上げた。以降毎月第1、第3水曜日に開催している。神の谷民生委員児童委員協議会は、以前から毎月1日に朝の登校時間に通学路に立ち、あいさつをする活動をしており、地域の子どもたちとも顔なじみになっていた。
食事前の午後4時~5時の間、子どもたちは学習支援を受けることができる。事前に保護者へ確認し、それぞれ宿題や学年ごとに準備された算数などのプリントを行う。分からない箇所を教員免許を持っている地域住民のボランティアに指導してもらうこともできた。
調理を担当するスタッフは午後1時から仕込みを始め、ごはん3升、豚肉4㎏を調理していく。当日の献立は豚肉のミルフィーユカツ、ポテトサラダ、ナポリタン、玉ねぎとワカメの味噌汁、豆乳プリン。できるだけ国産で添加物がないものを選び、手作りを提供しているという。味噌汁も昆布とカツオでていねいに出汁を取る。出汁を取った後は佃煮にし、食材を余すことなく使用している。
玉ねぎは取組みに賛同した株式会社ミツヤテーストから寄付を受けたのだそう。「多くの人の善意で安全でおいしい料理が届けられている」と神の谷民生委員児童委員協議会の堀田会長は話した。
祖母と待ち合わせをして参加した飯田岳さん(神の谷小4)は「楽しかった。(ボランティアの)先生と一緒にお話しできた」と笑顔を見せた。末安詩織さん(神の谷小4)は「豚肉のミルフィーユカツはお肉がしっとりしていて、ごはんと合っていた。ここで一緒にごはんを食べて、今まで親しくなかった違う学年の人とも仲良くなれた」とうれしそうに話した。
「かみのたにこども食堂」は子どもだけではなく、地域住民なら誰でも参加できる。ひとり暮らしの高齢者の参加もあり、談笑しながら食事を楽しむ姿が見られた。「家で一人でテレビを見ながら食べるより、みんなとお話しながら食べられてうれしいです。こんな場所ができて、ありがたいです」、「知人に声をかけてもらって初めて来たけど、とてもよかった。また来たい」との声があがっていた。
ボランティアスタッフの安田恵子さんは、長年地域の子どもと関わっており「私は子どもたちが楽しんで笑って過ごしている姿を見るのが好きなんです。このような活動が地域で広がることがうれしいです」と語った。立ち上げに奔走した神の谷民生委員の山元都香さんは「本当に必要とされているお子さんに支援を届けられたらいいなと思い、始めました。地域のシニア世代にも参加していただくことで世代交流の場にもなればいいなと思っています」と微笑んだ。
【次回開催】
日時/ 2026年6月17日(水)
学習支援 午後4時〜5時
食事支援 午後5時〜6時
参加費/小中学生100円・大人300円
*要事前申込