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須磨区

たんぽぽ親子クラブ

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「たんぽぽ親子クラブ」は長年須磨区内で、地域の自然を観察し、親子で自然の不思議やおもしろさに触れて豊かな感性を育むことを目的に活動をしている。
 5月5日(火・祝)は、白川台のバス停に集合し、周辺を歩きながら野草を集め、天ぷらにして食べるプログラム「野草を天ぷらにして食べよう」を開催。約60人が参加した。
 当日の案内人は元神戸市中学校理科教師、元神戸親和女子大学教授の觜本格(はしもといたる)さん。豊富な知識をもとに、解説を加えながらの散策を行った。たんぽぽ親子クラブのメンバーのほか、神戸高専・環境地域貢献サークル(EC3)、かがく教育研究所、婦人会、神戸市職員退職者会などからも参加者が集い、幅広い世代が野草探しを行った。
 最初に見つけたのはオオイヌノフグリという小さな青い花びらが特徴の野草。3~4月によく見られ、若葉や花は天ぷらやお浸し、酢の物にして食べることができる。続いてキュウリグサ。葉や茎を揉むとキュウリのような匂いがすることから名前がつけられたという。花が咲く前の柔らかい若葉は、サラダやお浸しとして食べられる。また、キツネノボタンなど毒のある植物も観察した。キツネノボタンは4~7月に小さな黄色い花をつける。別名ウサギゴロシと呼ばれているとの説明に、参加者は驚きの声をあげていた。
 ヤハズエンドウは別名カラスノエンドウと呼ばれ、さやを笛のように鳴らして遊ぶことができる。大人の参加者は昔を思い出しながら、子どもたちに「こうしたらよく鳴るよ」と教えていた。クズの葉で大きな音を鳴らす昔あそびや、竹トンボを飛ばし楽しんだ。ほかにも、ヨモギ、ハルジオン、ヒメジョオン、ノビルなどの食べられる野草を採取し、ゴール地点の白川大歳神社(須磨区白川)横の畑に到着。土などの汚れを水で洗った後、全員で野草の下処理をし、衣をつけて天ぷらに。人気が高かったのは、クズの天ぷら、ユキノシタの春巻き。
 石河明ちゃん(北区・3歳)は、保護者が觜本さんのゼミ生だった縁で、昨年に続いて2回目の参加。スギナやノビルの天ぷら、ヨモギ団子をおいしそうに頬張っていた。
 神戸高専・環境地域貢献サークルは、自然環境の保全や地域社会の活性化等に貢献するためのボランティア活動を行っている学生団体。同サークルの坂下仁那さん(神戸高専4年)は「今まで、野草に目をとめていませんでした。畑のものだけではなく、野草もおいしいことが分かってよかった」と笑顔を見せた。分子生物学を学ぶ上田健人さん(同1年)は「舌で植物を感じるいい経験ができた」と喜んでいた。
 主催のたんぽぽ親子クラブの中野照雄さんは「外で遊ぶことが少なくなった子どもたちに自然に親しむことが楽しいということを知ってもらえたらうれしいです」と話した。案内役の觜本さんは「若い学生、子ども、大人もみんなが楽しんでいる様子が伺え、よかったです」と語った。
 たんぽぽ親子クラブでは今年度は竹を使った手作りおもちゃを作ったり、白川のゲンジボタルの観察会も予定されている。

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