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西区

なでしこ世界の水彩ワークショップ

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 5月13日(水)・15日(金)・26日(火)、西区文化センター(西区糀台)で、世界の水彩技法の最前線を知ることができる「なでしこ世界の水彩ワークショップ」が行われた。(主催/JNAS、西区文化センター)
 同ワークショップは、2023年から始まり今年2回目の開催となる「日本なでしこ水彩トリエンナーレ」の関連イベントとして実施された。同展は3原色画家の岩崎ナギさんが率いる「JNAS」が主催し、国内外の作家の作品を展示する水彩展。神戸ポートタワーを会場に、5月11日〜6月8日(会期終了)週替りで128人の選りすぐりの作品を鑑賞することができた。前回を上回る世界33カ国240点以上の応募作品があり、非常にハイレベルな展示となった。ワークショップでは開催にあわせて来日した画家のうち6人が、自らの水彩技法を紹介し指導にあたった。
 全9講座開催され、取材日の5月13日の講師は国際水彩連盟会員、カナダ芸術家連盟認定作家のペギー・バーコスキーさん。バンクーバー在住のペギーさんは、国際的な展覧会を通じて絵画はもちろん商業デザイン、イラストレーションの分野で活躍している。カナダの大自然を透明感ある色彩で描いた作品は、見る人を瞬時に絵の世界に引き込む力を持っていると評判。
 ペギーさんの作品は、3原色である赤・青・黄の絵の具のみで描かれる。赤は情熱や活力を象徴する色で、強いインパクトを与える。青は冷静さや落ち着きを表現する色で、広がりや奥行きを感じさせる。黄は明るさや希望を象徴する色で目を引く。3色を混ぜ合わせることで、色彩の調和が取れた作品を作り上げることができるという。
 ペギーさんはまずパレットの上に3色の絵の具を多めに絞り出す。制作途中に絵の具の補充する手間をなくすため、できるだけたっぷりと用意するようアドバイスした。画用紙をしっかりと水で濡らし、乾く前に絵の具をのせていく技法「ウェットオンウェット」を用いて、色を混ぜ合わせる。パレットの上で色を混ぜて作るのではなく、画用紙の上で色を生みだしていく。紙の上で絵の具がしっかりと乾いたら、次の工程に進む作業を繰り返し、完成させる。
 参加者はペギーさんの実演を前に「水と3つの色だけで、あんな風に木が生えたり、水面になったり、ビックリしました。まるで魔法をみているみたい」と話し、くぎ付けになっていた。
 西区から初めて参加した女性は、「さっきまで白い紙だったところに、建物が建ったり、新しい世界が広がって感動しました。実は母の形見に筆があったので、それを持ってきて使ってみました。時折絵を描いていた母の気持ちが少しわかったような気がしました。ペギーさんと母が同じ筆を使っていたことにもご縁を感じました」と話した。ペギーさんは「神戸のまちはヨーロッパの街並みに似ているところもあって素敵だなと思いました。これからも水彩画を広げていく活動をしたいです」と穏やかに語った。

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