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垂水区

春の垂水観光ガイド

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 4月1日(水)、垂水区の桜の名所を垂水観光ボランティアと歩く「春の垂水観光ガイド 舞子さくらの回廊」が行われ、約35人が参加した。 (主催/垂水観光ボランティア)
 今年5月に20周年を迎える垂水観光ボランティアの活動は、地域住民が垂水区制60周年のイベントを手伝ったことから始まった。現在、春(3~6月)と秋(9~11月)にそれぞれ12回のガイドツアーを、夏と冬にはミニ講座を企画・開催している。申込不要で無料で参加できる。
 この日はあいにくの小雨だったが、JR朝霧駅改札前に集合し、山陽舞子公園までの約6㎞の道のりを桜の名所を巡りながら歩いた。リーダーを務めた奥田恭司さんはじめボランティアガイドが自己紹介をしてから散策はスタート。朝霧駅を北上し、桜並木を通りながら、朝霧公園・松が丘公園(明石市松が丘)へ。
 松が丘公園内に咲いていたオオシマザクラは、伊豆諸島に自然分布する野生品種で、日本の固有種。名前の「オオシマ」は伊豆大島に由来する。花は白く大輪の一重咲きで、ヤマザクラやソメイヨシノと比較しても大きめの葉や花を持つ。香りが強いことから、桜餅を包む葉はオオシマザクラの葉を使うのが一般的となっている。「オオシマザクラは桜の中でも潮風に強いため、海が近い垂水でも植えられてきました」と解説があった。
 続いて「新・こうべ花の名所50選」にも選ばれた東谷公園(垂水区南多聞台)へ。3・4haの公園で自然林も有している。50年以上前に明舞団地の建設に伴って整備された。春には桜、7月頃には近隣の住民の手によって植えられたユリの白い花が訪れる人の目を楽しませる。
 大歳山遺跡(同・西舞子)へ向かうため、山田川沿いを下る。この川の河口近くの丘には平清盛の別荘「山田御所」があったといわれ、明石海峡を望む景勝地であった。大歳山遺跡の名称は、農耕の神「大歳神社」が祀られていたことから。園内の遺跡は昭和36年からの本格調査により、旧石器、縄文、弥生、古墳時代の複合遺跡であることが判明した。その後、昭和49年に市が遺跡公園として保存を決定した。参加者の男性は「このすぐ近くに住んでいた。幼少期にはここに骸骨岩と呼ばれる大きな岩があったことを覚えている」と懐かしそうに話した。
 舞子台緑地(同・舞子台)は明石海峡大橋に続くトンネル上に整備された。かつては天谷(てんたに)と呼ばれる広い空き地だったという。春には地域住民が育てる水仙と桜を同時に楽しめる。
 苔谷公園(同・舞子台)は当初、西側の谷の部分のみの公園であったが舞子台緑地と同じくトンネル上にも拡張された。工事に伴いこの地を離れることとなった住民もおり、その想いが記されたプレートが今も展望台横に残っている。展望台からは大橋へと続く絶景を望むことができ、参加者はゆっくりとその景色を楽しんだ。
 参加者の中西義隆さんは「2020年頃から百回以上垂水観光ガイドに参加しているが、今日も初めてのコースを案内してもらえた。毎回、発見があり楽しいです」と話した。
 同ボランティア代表の阪本保孝さんは「メンバーで相談し、各回のリーダー、ガイドメンバー、交通誘導員など、役割分担しながらイベントを開催しています。どんどん地元の知識を増やせることが魅力の一つです。垂水の歴史や名所、史跡などに興味がある方は、是非一緒に活動しましょう」と呼びかけた。

垂水観光ボランティア インスタグラム
https://www.instagram.com/tarumikanko/


松が丘公園のオオシマザクラ

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