ビジョンフォーラム in KOBE

3月7日(土)ふたば学舎(長田区二葉町)で、「ビジョンフォーラム in KOBE」が開かれ、約50人が参加した。
同フォーラムは高校、大学、自治会、PTA、NPO団体などそれぞれの視点から、神戸地域の「なりたい姿」を目指す人々が集まって活動の発表を行い、意見交換し交流を図る目的で開催された。(主催/兵庫県神戸県民センター)
兵庫県では、中長期的な地域づくりの指針として、神戸地域が目指す将来像〈神戸地域ビジョン2050〉が策定されている。
第1部では、同ビジョンが掲げる「みんなの希望にフィットするまち・神戸」の実現に資する取り組みを行った16組が活動発表を行った。
県立伊川谷北高校(西区学園西町)中谷ゼミは、毎日の通学路に潜む交通面や環境面の危険性を見つけ、より安全な通学路の在り方について探求した結果を発表。学校から市営地下鉄学園都市駅までの実地調査を行い、街灯の整備や信号の設置、人通りを増やす工夫の必要性がわかったが、それは学校だけではなく地域全体での取り組みが不可欠だと訴えた。
多井畑ふれあいのまちづくり協議会は休耕田を借りて、地域の子どもたちと稲作りを行っている。米作りを通して自然体験や社会学習の場を提供し、地域交流を深め食べ物の大切さも伝えていきたいと話した。
すべての活動の発表が終わると、応援したいと思った3団体へのシール投票が行われた。
第2部では投票結果上位6団体の活動をさらに魅力的にするために、どんな工夫ができるかを各班に分かれてディスカッションした。一般参加者も加わり、応援したい団体のテーブルに集まって、自分ができることを付せんに書き出した。模造紙を使って改善点や新しいアイデアを整理する。第2部の最後には各班がディスカッションした内容を発表し、全員で共有。
「まがたまフィールド」は、北区の農村・里山環境を活かした自然体験プログラムを実施している。ディスカッションでは、まずは活動を広く知ってもらうため、インスタグラムのフォローや周囲の人への口コミで応援する方法の提案があり、プログラムや参加料金に関しても意見交換があったと発表した。同団体代表の遠藤修作さんは「利用者さん目線の意見を聞かせていただくことで、たくさんの発見がありました。自分のやりたいことだけでなく、利用される方のニーズの把握をきちんと行っていくことが大切だなと思いました」と話した。
神戸地域のまち歩き活動を行っている「神戸女子まち歩き」の天王寺多恵子さんは「まち歩きはリピーターの方も多いのですが、『初めての方のみの回があっても良いのでは?』とのご意見をディスカッションでいただきました。自分たちにはそういったアイデアがなかったので、新しい発見がありました」と話した。
伊川谷北高校2年(学年は取材時)の福井春奈さんは「さまざまな世代の方と話し、それぞれの違った課題を持っていることがわかりました。私たちはSNSの活用が得意なので、世代の強みを生かして広報面で手伝えることがありそう」、樋口さくらさん(同)は「多井畑ふれあいのまちづくり協議会の活動に一度遊びに行きたい」と話した。
当日のファシリテーターを務めた認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸の山村弘美さんは「皆さんのアイデアを取り入れ、地域とタイアップしながら、発信していってほしいです」と笑顔を見せた。神戸県民センター長の内藤良介さんは「〈神戸地域ビジョン2050〉を進めていくには地域の力が必要です。活動団体の皆さんがつながり、一緒にやっていくきっかけになればうれしいです」と話した。
