西区もくいく 森のひらめきワークショップ

3月8日(日)に西神中央公園・市立埋蔵文化財センター(西区糀台)で、自然の木の枝や木の実、落ち葉を使って世界にひとつだけの作品を作る「西区もくいく 森のひらめきワークショップ」が行われ、約30人が参加した。(主催/西区地域協働課、神戸市立埋蔵文化財センター)
西区では、子どもの頃から木材の利用を通じ、人と、森や木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てる目的で「西区もくいく」を開催。木とふれあい、学ぶことができるイベントを、年間を通し企画している。
当日はまずはじめに西神中央公園へ。講師の竹内正さん(都市と山村をむすぶ会代表〈こもれび工房〉)と公園の中の森を散策。気に入った葉っぱや木の実を集めて、市立埋蔵文化財センターに持ち帰った。
ワークショップに先立ち、木に関するミニ講座が行われた。スギ、ヒノキ、オリーブなど一年を通し緑色の葉を茂らせている常緑樹と、モミジ、イチョウ、サクラなど秋から冬にかけてすべての葉を落として休眠する落葉樹があることが伝えられた。山に行った時には、お気に入りの木を見つけて観察すると楽しいとアドバイス。竹内さんの好きな木はホオノキ(朴の木)。樹高20~30m、幹の直径1mにもなる大型の木で葉も大きい。抗菌・防腐作用があり、朴葉味噌や朴葉寿司など郷土料理の食材としても重宝されてきた。春には枝先に白い大きな花を咲かせ、秋には赤い実がつき、四季折々の姿が見られる。
ワークショップの材料は、竹内さんが保管していたマツ、サクラ、コナラなどの枝、ホオノキの葉・木の実、松ぼっくりなどが用意されていた。どんぐりは虫を出すために水に1週間つけてから乾燥させたり、トゲのあるものは取ったり、安全に工作を楽しめるよう丁寧に準備したという。
子どもたちはさまざまな形の枝や木の実などから想像を膨らませ、思い思いにお面、昆虫の置物、オブジェなどを作成。集中して取り組んでいた。ボランティアスタッフの「神戸学園都市高塚山を愛する会」の堀さんは、「作業中、ここに穴を開けてとか、この木をこの位の太さに切ってなど、子どもたちから自発的に思いを伝えてくれた」と感心していた。
西区から参加の千葉はなさん(小1)と晴さん(5歳)の姉弟はカブトムシの置物とお面を作成。保護者は「普段から工作が好きなので、楽しそうでした」と話した。垂水区の田町一華ちゃん(3歳)はホオノキの大きな葉で魚のオブジェやケーキを作成。保護者は「何をどこにどのようにつけたいのかはすべて子どもが決めて、グルーガンで付けるところだけ手伝いました」と話し、一華ちゃんは完成した作品を手に「写真撮って」と笑顔を見せた。堀田玲和奈さん(小3)は細部にまでこだわったカブトムシのおうちを作成。どんぐり一つずつにかわいい顔を描いていた。
講師の竹内さんは「みなさんとても楽しみながら、たくさんの作品を作ってくれました。また、このようなイベントをやってみたいです」と意欲を見せた。
※記事内の学年はすべて取材当時


ワークショップの材料

子どもたちの作品