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須磨区

旧暦で味わう、須磨の七草がゆ

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2月28日(土)、須磨パティオ(須磨区中落合)一番館3階屋上ひろばpick!nic!farmにて春の七草がゆを作るイベントが行われ、約20人が参加した。
(主催/pick!nic!farm)
須磨パティオの屋上菜園「pick!nic!farm(ピックニックファーム)」は毎月第2・4土曜日を活動日とし、菜園活動や季節を楽しむイベントを開催している。取材日のこの日は旧暦の1月7日(新暦で今年は2月23日)が近いため、須磨の里山でも採れる「春の七草」を採取、七草がゆを調理した。
イベントは、参加者親子が菜園アドバイザーである髙畑正さんとともに菜園内のどこにそれぞれの植物が生えているかを探すところから始まった。「春の七草を知ってるかな?今日は春の七草を覚えて帰りましょう」と声をかけられ、張り切ってスタート。〈せり・なずな・ごぎょう(ハハコグサ)・はこべら(ハコベ)・ほとけのざ(コオニタビラコ)・すずな(カブ)・すずしろ(ダイコン)※括弧内は標準和名〉の中でナズナだけが小さな白い花をつけていた。
葉っぱの手触りや香りの違い、葉の色や大きさの違いを興味深く観察して「これかな?」と言いながら1種類ずつ採取する。「この葉っぱはふわふわしてる」と子どもたちは違いを楽しんでいる様子だった。実際に生えているところは初めて見たという保護者も多く、新たな発見をともに楽しんでいた。
七種が揃うと包丁を使って、食べやすい大きさに切る作業を行った。保護者に手を添えてもらいながら、真剣な表情で風で飛ばされないようにしっかり押さえながら奮闘していた。おかゆの中に刻んだ七草と塩を入れ、煮込むと七草がゆが完成した。
採れたての七草で作ったおかゆを口にした参加者から「おいしいね」という声が広がった。完食し、おかわりをする姿も多く見られた。
同ファームのイベントには2回目の参加だという泉水桜子さん(小1)は、初めての七草がゆに「おいしかった」と笑顔を見せた。丁寧に七草を切る作業をしていた田中穂さん(小1)は母親の料理を手伝うこともあると話し、一人で包丁を扱い「切るのが楽しかった」とうれしそうにしていた。
菜園アドバイザーの髙畑正さんは「子どもたちが春の七草を覚えてくれたことがうれしかったです。春の香りを感じながら食べるという経験をしてもらえたことが良かった。私たちは皆、自然の中から命をいただいていることを感じてもらえたらいいなと思います」と穏やかに微笑んだ。

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