神戸医療センター健康フェア

2月21日(土)、須磨パティオ「健康館」(須磨区中落合)3階パティオホールにて、地域住民の健康チェックや専門職員による健康相談が受けられる「神戸医療センター健康フェア」が行われ、約150人が参加した。(主催/神戸医療センター)
同イベントは神戸医療センター(須磨区西落合)が地域の健康意識の向上と、医療従事者に身体の悩みを相談する機会の提供のため、年2回無料で開催している。
オープン前から健康チェックのために訪れた地域住民の長蛇の列ができていた。会場内では来場者は自身の気になるコーナーから順に検査が受けられる。
血流酸素飽和度測定は人差し指にパルスオキシメーターという器具を取り付け、測定する。これは血液中のヘモグロビンがどの程度酸素を運んでいるかを示す割合で、健康な成人の標準値は96~100%。95%以下の場合は何かしらの肺の疾患が隠れている可能性があるため受診が望ましい。血流酸素飽和度を上げるのに効果的なのは胸を拡げるように深い深呼吸をすること。お腹を大きく使った深い呼吸(腹式呼吸)は肺の隅々まで酸素を届けることができる。冬場は寒さから、姿勢が縮こまってしまいがちなので、姿勢を正して深く呼吸をするとよい。
来場者の関心が高かったのは血管年齢測定コーナー。測定は左手人差し指を機器に挟んで数秒で可能。血管の硬さ(動脈硬化の進行度)を測定し、実年齢と比較して若さを数値化する。血管の老化は高血圧・糖尿病・喫煙などが原因になる場合も多く、生活習慣を整えることで改善する可能性がある。血管年齢は「体の健康のバロメーター」であるため、栄養やカロリーのバランスのよい食事を規則的に摂ったり、ウォーキングなどの有酸素運動を継続的に行うことが望ましい。特に青魚に多く含まれるEPA・DHA、かぼちゃなどに含まれるビタミンE、バナナや蓮根に含まれるポリフェノールは血管を若返らせる栄養素であるため積極的に摂取すると良いと説明があった。
作業療法士が、15秒以内に何回いすから立ち上がれるかを測定して足腰の筋力を見たり、マス計算をして頭の健康を確認したりするコーナーも賑わった。
呼吸器内科や消化器外科の医師、薬剤師、管理栄養士に直接相談できるコーナーでは、持病とは別の症状での相談や、外来では聞けなかった日常の悩みを相談することができた。
薬剤士の中村絵美さんは病院で処方される薬と市販の薬やサプリメントとの飲み合わせについて対応。「手術を受ける予定がある方は血液をサラサラにする効果があるDHAなどのサプリは控えていただきたいです。市販のサプリの購入についても自己判断せず、かかりつけ医に聞いてからにしていただければ」と医師への相談を勧めた。管理栄養士の川口諒也さんは検査結果の改善のためにどのような食事が有効かなどの助言をした。悩む人が多い便秘症状の改善については「こまめな水分補給をすると良いです。1日につき〈体重×30㏄〉の水分を摂取することが望ましいです」と話した。
須磨区から参加した女性は「血管年齢が分かったことがよかった。日々の暮らしの中で食べ物に気を付けたり、運動することが大切だなと感じました」と話した。同センター管理課長の澤村誠さんは「前回よりも多数の来場者がありました。昨年11月からJR垂水駅〜神戸医療センターを往復する無料送迎バスの運行を開始しています。垂水方面からの来院にご活用いただければ」と利便性をアピールした。