2026New Year Piano Concert 平和への願い~神戸から平和の大切さを~

「2026 New Year Piano Concert 平和への願い~神戸から平和の大切さを~」が1月25日(日)西区文化センターなでしこホールにて開催され約250人の観客が集まった。 (主催:神戸市民文化振興財団 西区文化センター〈こどもアーティスト支援事業〉共催:音楽の杜 協賛:六甲バター株式会社)
一昨年夏、同支援事業コンサートでピアノ演奏をした中山寛菜さん(当時小学6年)が今年はさらに成長した姿を披露した。昨年、狩場台小学校を卒業し、現在は滝川第二中学1年生。市内外で音楽教室を開き、海外の生徒も在籍する〈音楽の杜〉の桂まき代表に2歳からリトミック、6歳からピアノを師事し、同センター視聴覚室のピアノで練習を重ねてきたという。これまで第7回ルーマニア国際ジュニア音楽コンクールにおいて神戸市長賞・最優秀賞、アジア国際音楽コンクールでは第1位など多数のピアノコンクールで輝かしい成績を収めている。
中山さんが白のドレスで登場すると会場から温かい拍手が送られた。まず演奏されたのはムソルグスキー作曲《組曲「展覧会の絵」第一プロムナード》と、ショパン作曲《「軍隊ポロネーズ」作品40ポロネーズ第3番イ長調》の2曲。その後、滝川第二高校吹奏楽部の演奏として、金管楽器のユーフォニアム奏者3人がバッハ作曲・山里佐和子編曲の《無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番より第5楽章シャコンヌ》を、続いては金管楽器8重奏、三浦秀秋作曲の『クロス・セクション・ビュー』の音色が会場に響いた。同部は1984年の創立以来、マーチングコンテストで14度の金賞に輝くなどの実績を持つ。昨年は第52回マーチングバンド全国大会に初出場、銀賞受賞を果たした。
トークタイムでは、中山さんと、同部のメンバーから髙妻実莉さんと鷺澤優人さんが参加し、事前に集められた「練習は毎日何時間?」「どんなモチベーションで練習を?」「練習と勉強の両立はどうしている?」「どんな風に息抜きする?」などの質問に丁寧に回答していった。中山さんは「海外のコンクールに挑戦した時には落ち込んで練習に手がつかないこともあった」と話し、辛いこともあるが、前を向きながら頑張っているという。勉強と練習の両立について、チューバを吹く鷺澤さんは「通学に電車とバスで1時間かかるが、その時間を有効に活用している」と話した。煮詰まってくると体を動かしてリフレッシュすることが多いという。髙妻さんは「高校入学前に同校のマーチングを見て、憧れて入学・入部した。123名で動くマーチングバンドはとても迫力があるので、ぜひ定期演奏会を見に来てほしい」と観客にアピールして締め括った。
トーク後には「今紛争が起こっている地域の平和を願いながら」と中山さんは前置きし、サン=サーンス作曲の《アレグロ・アパッショナート作品70》、ラフマニノフ作曲の《パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏》、ムソルグスキ―作曲《組曲「展覧会の絵」キエフの大門》を演奏。会場は大きな拍手に包まれた。
