編集記事

垂水区

めいまい図書室「夕暮れのえほん劇場」

記事 めいまい図書室「夕暮れのえほん劇場」のアイキャッチ画像

1月10日(土)、めいまい図書室(垂水区狩口台)で「夕暮れのえほん劇場」が開催され、近隣住民や県外から12人の参加があった。

主催は絵本と雑貨を取り扱う「とんがり小屋のチェミリー」オーナーの福井里佳さん。絵本の中に迷いこんだような東欧(チェコやドイツ)の風土に魅了され、心ときめいた絵本や雑貨を買い付けて販売を行ってきた福井さん。出産を機に店舗をクローズし、次男を出産後は絵本でママと子どもをつなぐ地域活動をスタート。オンラインでつながることが可能な時代にあえて「臨場感のある、対面でのリアル体験のみ」にこだわった絵本の読み聞かせを新長田のまちづくり工房(長田区二葉町)を拠点に進めてきた。温かみのある雑貨や絵本の世界に没頭する時間で自分自身と向き合う機会を持ってほしいと福井さんは次のように話す。「その空気感でしかつくれないものがあり、そこに体験価値がある。人と人がつくる空間は一期一会」。

福井さんの絵本劇場は、通常の読み聞かせと大きく異なる点が2つある。1つは細部にこだわった演出方法。「絵本の世界に入り込んだような錯覚」を感じてほしいと照明をぐっと落とし、音と映像で参加者を物語の世界に引き込む。鳥のさえずりや場面ごとに替わる音楽の演出が意識を日常から遠ざける。

もう1つは、鑑賞後のワークが用意されていること。物語から感じたこと、イメージした色、引き出された過去の記憶など、質問に答えながら配られた用紙に書きだしていく。この日、登場した本は7冊。今年の干支である「馬」と「雪」をテーマにセレクトされ、子どもたちに人気だったのは、遊園地の木馬やサーカスをテーマにした絵本だった。  住吉区から参加した女性は「思ってもみない演出で、初めての体験ができた」と感想を漏らした。垂水区から親子で参加した森岡杏さん(高丸小4)は「感想をシェアできてうれしかった」と満足気。

会場となった「めいまい図書室」は、年齢や性別に関係なく、地域の人同士がふれあい、気軽にコミュニケーションが取れる場をと、2024年5月にオープン。オーナーの神吉竜一さんは「さまざまな人々に自己表現の場として活用いただけたら」と笑顔を見せた。

◆次回の開催 『夕暮れのえほん劇場』2026年4月4日(土)午後4時半~5時半

めいまい図書室 Instagram

https://www.instagram.com/meimai.toshoshitsu/

とんがり小屋のチェミリー Instagram

https://www.instagram.com/ehon.zakka_chemily/

めいまい図書室(垂水区狩口台)外観

カテゴリー