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兵庫県立大学 図書館ツアー

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1月13日(火)兵庫県立大学 神戸商科キャンパス(西区学園西町)内の図書館「神戸商科学術情報館」で、貴重な資料の宝庫である大学図書館を訪問する「図書館ツアー」が約10年ぶりに開催され、14人が参加した。(主催/まちづくりスポット神戸 協力/兵庫県立大学)

兵庫県立大学 神戸商科キャンパスは神戸商科大学を前身に、2004年、姫路工業大学、兵庫県立看護大学と統合して発足した。
「神戸商科学術情報館」は歴史的に重要な蔵書を多数所蔵しており、蔵書数は和書約35万冊、洋書約18万冊の合計約53万冊を誇る。18歳以上の県内在住・在勤者は、初回利用時に身分証明証を持参し、一般利用者証を作成することにより、閲覧・貸出・複写が可能。(一部資料は利用不可。また、自習など設備のみの利用不可)

参加者はまず受付で一般利用者証の申込を行った後、ツアー開始。入口近くには学生たちが選んだオススメの本を、その理由とともに展示する「ブックハンティング」コーナーが設けられていた。『いきもの六法(出版/山と溪谷社 監修/中島慶二・益子知樹)』には「最近、熊による被害など野生動物をめぐるニュースが増えている中で、自然と人がどう共存するかを理解するためには法律の視点も不可欠だと思い選書した」と選んだ理由が添えられていた。選書に参加した学生の「自分が読みたいと思ったりワクワクできそうな書籍を、ほかの人にも読んでもらいたいという想いで参加した」との声もあった。

続いて普段は図書館司書と教職員、大学院生のみが入ることができる書庫に案内された。書庫には和書約19万冊、洋書約16万冊、旧分類図書など昭和時代の貴重な資料が整頓されて棚に保管されている。また同館は「瀧川文庫」と称される2つの特別文庫を所蔵している。ひとつは「イギリス古典思想文庫」で、「ペティ=ダヴナント著作コレクション」と「イギリス社会思想コレクション」から構成される。「イギリス社会思想コレクション」は、16世紀から19世紀にかけてスコットランドやイングランドで出版された社会思想ならびに経済思想に関する書籍のコレクションで、アダム・スミスの『国富論』(初版、1776年)など、18世紀までに出版された稀覯(きこう)本が数多く含まれている。もうひとつは「サー・ジョン・ヒックス旧蔵書および文書コレクション」。いずれも、前身校の神戸商科大学卒業生の瀧川博司さんによる寄贈。職員が書棚から稀覯本を取り出し開いてみせると、参加者たちは緊張した面持ちで見入っていた。最後は参加者全員で校内の食堂で学食を食べて終了。

企画したまちづくりスポット神戸の新庄達也さんは「近くに住んでいてもなかなか利用することが少ない大学の図書館を身近に感じてもらえるように、今年は学園都市周辺にある他大学とも連携し、図書館ツアーを開催予定です。ぜひご参加ください」と呼びかけた。

神戸商科学術情報館HPはコチラ→https://lib.laic.u-hyogo.ac.jp/laic/4/
まちづくりスポット神戸HPはコチラ→https://machispokobe.com


「ブックハンティング」コーナー


一般利用者は普段は入れない書庫を見学


アダム・スミス『国富論』初版

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