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須磨区

しめ飾りワークショップ

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12月26日(金)、竜が台地域福祉センター(須磨区竜が台)にて、「お正月に飾ろう しめ飾りワークショップ」が開催された。(主催/竜が台ふれあいのまちづくり協議会・須磨区役所)

同地域では、お正月のしめ飾りを手作りするイベントを毎年開催している。講師を務めたのは地球温暖化防止を目的に活動する〈アースパルKOBE〉代表の大嶋俊英さん。

製作の前にまずはお正月の行事や飾り物の意味について説明があった。最近は元旦から1月7日の松の内頃までをお正月とする考え方が一般的だが、昔の暦ではお正月は1月全体を指していた。元旦の初日の出とともに山から降りてくる年神様を迎えるため、正月事始めの12月13日から準備を始める。12月28日までに飾り付けるのが一般的で29日と31日(一夜飾り)は避ける習わしがある。正月飾りには門松、しめ飾り、鏡餅などの種類があるが年神様はまず玄関の門松の松を目がけてやってくる。しめ飾りは神様を迎える清浄な場所である印で結界の役割を担う。鏡餅は家の中に入って来る年神様へのお供えもの。正月飾りはすべて年神様をおもてなしするためのものであると伝えられた。

今回使用する稲藁(いなわら)は兵庫県の代表的な品種「山田錦」で、他の品種より竿の丈が長く作業しやすいため、しめ縄作りに重宝されている。稲の栽培に関して、年々最高気温が上昇していることから、栽培スケジュールが年間を通じて1カ月前倒しになっていることや、高温にも耐えられるお米の品種改良が進んでいると話があった。

参加者は2人1組になり、藁の代わりに3本のタオルで縄のない方を練習。色違いのタオルを使い、より合わせていく方法を目でしっかり確認できた。本番では水に浸して湿らせた藁を一束に縛り、それを同じ太さの3本に分け、内2本を時計回りに捻じりながら右が上、左が下になるよう交差させる。2本をより合わせたら残りの1本も同様に時計回りに捻じりながら巻き付け、先を紐で結んで輪にした。

長谷川英二さん(垂水区)は「タオルを使った練習でイメージを膨らませ、藁でもスムーズに作ることができました」と笑顔で完成品を手にした。橋本龍之介さん(16歳・須磨区)は幼少期から香港で育ち、日本のお正月の文化を学びたいと参加した。「日本のお正月の年神様を迎えるためのいろんな準備があることや正月飾りの一つひとつに意味があることを知って驚いた。しめ飾りも初めて作って疲れたけど、楽しかった」と話した。竜が台ふれあいのまちづくり協議会委員長の合田晴雄さんは「このイベントは毎年とても好評なので、約1年前から講師の予約をして、最も良いタイミングでの開催を目指しました。実現でき、多くの方に参加してもらえて良かったです」と微笑んだ。

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