給食センター見学&料理教室

12月25日(木)・26日(金)、神戸市第一学校給食センター(垂水区狩口台)にて、給食ができる工程を見学する 「親子で給食の舞台裏を探検!給食センター見学&料理教室」が開催され、15組30人の親子が参加した。 (主催/神戸市教育委員会、株式会社東洋食品)
2025年1月に温かい給食の提供を開始後1年を迎えた同センター。須磨区8校、垂水区11校の中学校の給食を1日約9000食分作り、配送している。今回は普段は見ることができない調理室を親子で探検できた。 建物は3階建てで1階は食材を受け取る部屋、ごはんを炊く部屋、食器や食缶を洗う部屋がある。2階にはごはん以外の調理をする部屋があり、3階には調理実習室や見学通路、職員の休憩室などがある。 まずは調理室に入る前に職員が行う作業について説明があり、異物混入を防ぐための工夫として白衣の裾や袖が絞られていることやエアシャワーを浴びることが伝えられた。また、手洗いマニュアルに添って爪ブラシで2回手洗いをした後、アルコール消毒をしないと扉が開かないシステムに設計されていることが説明されると、参加者からは驚きの声が上がった。 扉を入ると野菜上処理室があり、下処理の終わった野菜類や加工品類を切るスライサーが設置されている。さいの目切り、短冊切りなど、それぞれの野菜に適した切り方を設定すると一度に大量の野菜を切ることができる。大きな蒸気式回転釜が20台並ぶ広い煮炊き調理室では煮物、汁物が作られている。釜の角度を変えるためのハンドルがついており、参加者は指導を受けながらハンドルを回して感触を味わった。和え物室では真空冷却機が設置され、サラダや和え物を作っている。給食では生のままの野菜を提供できないため、いったん90℃の熱を入れてから、空気を抜いて真空状態にすることで、短時間で10℃以下にまで冷却して提供している。 揚物・焼物室や食物アレルギー対応食を調理する部屋も紹介された。「何人くらいで作っているの?」との子どもの質問には「30人くらいで作っています。配送するドライバーさんも含め、たくさんの人が関わって学校まで届けられます」と回答があった。食材の受け入れから配送までの工程に携わる人数は45人ほどという。
次はセンター常駐の栄養教諭3人がサポートしながら調理実習が行われた。メニューは包丁を使わずに調理できるピラフ、お楽しみ春巻き、サイダーゼリー。春巻きは〈ハム・チーズ・アスパラガス〉が入ったものと〈のり・しそ・ちくわ〉が入った2種を調理。どちらもパリッとしておいしいと好評だった。給食が大好きで、校内の給食大好き委員会にも所属していると話す中西結希乃さん(小5)は「機械でやっていると思っていた作業も手でされていた部分があって驚いた。調理実習で作ったピラフはバターの塩味とコーンの甘味のバランスがよかった。自分で作ったから疲れたけど達成感があった」と満足した様子だった。 市教育委員会職員は「同センターでのこのようなイベントは初めてでしたが、楽しんでいただけてよかったです。神戸市では夏休みに中学校給食アイデアメニューを募集し、入賞したメニューを翌年度に実際に給食で提供する取組みをしています。これからも給食の魅力を発信していきたいです」と話した。東洋食品の管理栄養士は「思ったよりたくさんの質問が出て子どもたちが給食に興味を持ってくれていました。楽しんでもらえて良かったです」と微笑んだ。

釜の角度を調整

調理実習で作られたお楽しみ春巻き、ピラフ、サイダーゼリー