須磨の自然を体感するイベント

11月23日(日)、奥須磨公園(須磨区多井畑)及び須磨アルプス東部にて「須磨の自然を体感するイベント」が開催され、約180人が参加した。 (主催/須磨FRSネット 協力/須磨区役所)
主催の須磨FRSネットは須磨区内の山や森(Forest)・池や川(River)・海岸や海(Sea)を舞台に活動している18団体が連携し、須磨の自然環境を次世代に繋ぐ活動をしている。同イベントでは加盟団体が活動地を案内するなど、須磨の自然を体感できる2つのコースが設定された。
Aコースでは親子で楽しめる奥須磨公園フェスティバルと題して、自然観察・体験ができるスタンプラリーを開催。
〈とびまつ森の会〉は園内にある神戸層群の地層を参加者とともに観察。今から3500万年前、須磨区北部から三田にかけて広がっていた「古神戸湖」に溜まった火山灰、砂、泥などが、神戸層群の地層を作っており、ザラザラした砂岩に触ることもできた。また、現在でも恐竜は生きているとの話に子どもたちは驚き「見たことない」と声をあげた。鳥が恐竜の仲間であることが告げられると保護者も驚いた様子で話を聞いていた。
〈横尾自然塾〉のブースでは野草のスギナ茶の試飲と昆虫のイナゴの試食ができた。イナゴは長野県や群馬県などの山間部では食用とされてきた歴史があり、缶詰にされた佃煮が提供された。永田悠人さん(横尾小5)は「初めてイナゴを食べたけど、意外においしかった。いかなごの佃煮の味がして、少しパリパリした」と話した。ネイチャービンゴも用意され、カードには5×5のマスの中に「どんぐり」「もみじの葉」「トンボ」など園内で見つけられるものが示されている。子どもたちは1列揃えようと宝探しのように園内を散策した。マスの一つに「甘い匂いの葉」とあり、カツラの落ち葉を拾って嗅ぐなど、五感を使って自然を体感していた。
〈たんぽぽ親子クラブ〉はザリガニに触れて、雄雌の見分け方を学んだり、トウカエデの種の飛ばし方を体験できるブースを準備。羽を持ったトウカエデの種はプロペラのように回転して親の木から離れた所まで飛んでいくことで生き残りを図る。いとこ同士で参加した安藤吏央さん(小1)と仲柊美さん(小2)はクルクル回りながら飛ぶ種に喜び、たくさん種を集めては何度も飛ばして楽しんでいた。
ほかにも火おこし体験や、落ち葉でレイづくり、風車づくりと親子で穏やかな秋の時間を楽しんだ。
Bコースは「須磨アルプス東部横断ウォーキング」。妙法寺駅を出発し須磨区役所まで全長10㎞のコースを歩いた。途中〈自教園を守る会ASOBO〉の活動拠点である妙法寺小学校の自然教育園、〈妙法寺竹援隊〉が活動する古民家コトノハ裏の竹林、妙法寺の弘法の井戸、〈いたやにすと いたやど里山クラブ〉が植樹を進める板宿八幡神社などを巡った。
酒井仁さん(須磨区)は「妙法寺周辺の地形の成り立ちや寺社の解説も聞けました。竹炭水コーヒーの試飲をしたり、放置山林の整備活動など、学びと体験が詰め込まれた充実した時間を過ごすことができました」と盛りだくさんの内容に満足した様子だった。
須磨区地域協働課の担当者は「終始天候に恵まれ、過ごしやすい気候の中、須磨の自然を存分に楽しんでいただけたようで、うれしく思います」とイベントの成功を喜んだ。
