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垂水区

垂水のいいね!人物編 司法書士 仲島拓郎さん

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2019年4月10日号掲載

司法書士 仲島拓郎さん

親の高齢対策コンサルタント

 

認知症や疾病による介護、相続の問題、空き家の処分など、親が高齢になってくると何かと心配事が増えてくる。遠く離れて暮らしているとなおさらだ。そんな時に相談できる専門家が身近にいるとありがたいが「どこに相談したらよいかわからない」という声も多い。家族の大切な問題だけに、親身になって対応してくれて、相続や後見に精通している専門家に依頼したいものだ。

垂水区霞ヶ丘で開業する司法書士、仲島拓郎さんは高齢対策、特に事前対策に力を入れている。「終活」や「親の見送り」は、誰もが直面する問題ながら、後まわしになりがちで手がつけられないのが現実だ。しかし「事前の対策をしているのとしていないのとでは、家族の負担が全然違います」と仲島さんは語る。「事が起こってトラブルになってからでは、手続きも複雑で、家族が不幸になるケースもあります。虫歯の予防と一緒で、痛くなってあわてて歯医者さんに行くより、定期的に検診して予防することが大切ですね」という。自治会や福祉施設が主催する勉強会や講演会などに招かれることも多く、高齢対策、事前対策の大切さを積極的に伝えている。

仲島さんは大学卒業後、商社に務めたものの利潤を追求する仕事に魅力を感じず3年で退社。直接人の役にたつ仕事がしたいとの思いから、司法書士を目指した。しかし司法書士の国家試験は合格率3%の難関。毎年挑戦するも、なかなか結果が出ずに挫折も味わったが、諦める事なくようやく7回目で合格を手にした。大手の司法書士事務所に勤め、登記や相続、後見業務を数多く手がけ経験を積んだのち、生まれ育った地元・垂水で開業した。司法書士試験の浪人時代に、気晴らしに摩耶山や六甲山に登ったことから山に魅せられ、本格的に登山をするようになり、北アルプス最奧部の黒部五郎岳の山小屋で働いた事も。現在も、須磨から宝塚までの六甲全縦走大会に参加したり、北アルプスへ遠征してクライミングや沢登り、雪山を楽しんだり、1年を通じて山に親しみ自然と触れ合っているそうだ。山登りで鍛えた体力と行動力で、地域の人に寄り添い、誰もが安心で住みやすい街を目指して奔走している。

 

仲島司法書士事務所

住所:垂水区霞ヶ丘6-7-14

TEL:078-223-9736

https://nakajima-takuro.com/

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