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こうべ動物共生フェスティバル

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10月5日(日)、しあわせの村(北区)で「こうべ動物共生フェスティバル」が開催され、ペット同伴の家族づれなどで賑わった。同イベントは、動物愛護や正しい飼育について理解を深めてもらおうと、神戸市獣医師会が毎年開催している。

ペットの予防医療の大切さを社会に啓発し、健康診断を推進する獣医師団体(一社)Team HOPEの協力のもと「こども獣医師体験」が企画された。白衣に身を包み緊張した表情の子どもたちはまず、犬の模型を使った身体検査を体験。犬の模型をくまなく調べることによって、模型についているノミを見つけ出す作業を行った。次に聴診器をつけ、2種の犬の模型の心音を聞き、違いについて「健康な犬の心音は一定ではっきりと聞こえるのに対して、病気がある場合はザーザーと少し濁った音がします」と獣医師の説明を受けた。

ロイヤルグルーミング学院のブースでは、トリマー体験が行われた。ブラッシング、爪切り、リボン付け、カットなどの手入れのレクチャーが受けられた。西川湊さん(小束山小3)は、1カ月前に飼い始めたマルックスのわたちゃんと参加。器用にハサミを動かし、カットをしたり、耳にリボンをつける体験をした。保護者は「家に犬を迎えてから、散歩のために早起きしたり、わたちゃんのために部屋を片付けたり、息子の生活リズムも整い良い効果がでています」と喜んでいた。

犬、猫、ウサギの長寿表彰のブースでは表彰状が写真とともに展示されていた。堀井和宏さん(垂水区)は、ジャックラッセルテリアのはなちゃん(16歳)と訪れた。「3カ月の頃から飼い始めました。長寿の秘訣は食事と運動かなと思います。これからもできる限り長生きしてもらいたいです」と話した。

「こどもとウサギの教室」のコーナーでは、かわいいウサギと触れ合ったり、ウサギの耳が長い理由や歯の本数について学んだ。小学校や幼稚園へ飼育指導に訪問している獣医師の小林英子さんは「動物が産まれるところから死ぬ姿までをきちんと子どもたちに見てもらい、命を大切に育てることを体験してもらいたい」と語った。また、小林さんはミルクボランティアの活動も行っている。神戸市に引き取られた離乳前の子猫・子犬を譲渡できる時期まで育てるもので、こうした取組みを進めることで新しい飼主への譲渡数を増やし、殺処分を減らすことに繋がっているという。

動物虐待撲滅を目指す「どうぶつ弁護団」は動物虐待事件に関して弁護士、獣医師が連携して、刑事告発などを行い、人と動物に優しい社会の実現を目標に活動をしている。虐待事案は10年前の約6倍になっており、地域猫や野良猫を狙ったケースも多いという。理事の岸本悟さんは「傷ついた動物、狭いスペースに閉じ込められている動物を見かけたら、110番また動物愛護センターに通報して下さい」と呼びかけた。

神戸市獣医師会の鈴木快朗副会長は「動物を飼っていない人にもこのようなイベントに参加してもらい、少しでも動物のことを知っていただき、動物たちが世の中に溶け込んでいってもらえたらなと思います」と語った。


堀井さん家族と長寿表彰されたはなちゃん

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