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GPSランナー 志水直樹さん

記事 GPSランナー 志水直樹さんのアイキャッチ画像

9月28日(日)、レストランcucina akairo(灘区)で、GPSランナーとして活躍する志水直樹さんの冒険談を聞くイベントが開催された。イベントは普段から志水さんの活動を応援しているレストランのオーナー上野祐輔さんが、場所を提供して実現した。

〝GPSランナー〟とは、スマートフォンの衛星利用測位システム(GPS)を活用して、走った軌跡で絵を描く活動。世界で志水さん一人だけがプロとして活躍している。
志水さんは西宮市出身。元小学校教員で、当時は身体障がい児を担当していた。体を自由に動かすことはできないが、スマホを持って車椅子に乗ることで地図上に絵を描くことならできる。GPSランなら、タイムを競わずスマホ一台あれば、子どもからお年寄り、障がいがあっても楽しめるスポーツだと気づいた。GPSランナーになったのは、その児童との出会いが大きいと話した。

志水さんは能登半島地震の被災地を応援し、「復興に向けて走ろう」という想いを込めて、今年4〜7月に「つながれJAPANプロジェクト」を実行。能登の復興を願い、応援し、寄り添い支える人々の思いを「軌跡」として繋ぐ挑戦だった。能登を含む3700kmを走り、地上絵(能登半島を右手としたランナーの形)を描いた。113日間の道中で志水さんが決めていたルールは、一週間に1日は休むこと、1日に約40 km進むこと、睡眠を8時間取ることだった。9割はSNSで知り合った支援者の家や施設に宿泊。能登の人たちからは「たくさんの人に能登へ遊びに来てほしい」という声があったと話す。7月26日に西宮神社でゴールを迎えた。


画像は公式サイトより

志水さんはこれまで世界12カ国を駆け巡り、数々の挑戦を行ってきた。特に印象に残っているプロジェクトは、2023年に台湾一周を完走し、東日本大震災のときに義援金やボランティアでたくさん助けてくれた台湾の人々にお礼を伝えたこと。国を丸ごとアートにして、「LOVE」を完成させる。「L」「V」「E」の3文字は、大阪、東京、仙台で事前に描いた。台湾の形を「O」に見立てて、1135km走り台日友好メッセージアートを完成。
地球の裏側のペルーでも90日間かけてアルパカを描いた。ペルーにはナスカの地上絵があり、志水さんの活動は「地上絵」とも表現されるので行ってみたかったと話す。危険な目にも多くあったが助けてくれる人も現れて、4600kmのアルパカを描きあげることができた。

「競わないランニング文化を創る」を掲げ、志水さんは走り続ける。来年はドバイかトルコかオーストラリアか……、最新の活動についてはコチラか二次元バーコードから。

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