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須磨区

クラリネットコンサート(北須磨文化センター)

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9月7日(日)、北須磨文化センター(須磨区中落合)1階ロビーで、クラリネットコンサートとマウスピース体験が開かれ、約30人が参加した。(主催/北須磨文化センター)

クラリネットは1枚のリードを震わせて音を出す木管楽器の代表的な楽器。音域が広く、クラシックからジャズやポップスまでさまざまなジャンルの音楽で活躍している。当日のコンサートでは、クラリネットは須磨区在住の原田えみさん、ピアノは辛島則子さんが担当した。

クラリネットの有名曲『クラリネット・ポルカ』でコンサートは始まった。テンポの良いメロディーで一気に会場は楽しい空気に包まれた。続いて『チャルダッシュ』は、ハンガリー語で「酒場」を意味する曲で、前半のゆったりとした雰囲気と後半の激しいリズムが魅力。演奏後に原田さんは「この曲は黒い楽譜と言われていて、音符がぎっしりでとても大変な曲ですが、この曲を聴きたいと言ってくださる方がいるので頑張りました」と微笑んだ。ジブリ映画『ゲド戦記』の主題歌『テルーのうた』、ディズニー映画『ピノキオ』の主題歌『星に願いを』など、子どもたちにも馴染みのある曲も演奏され盛り上がった。

演奏の合間には、原田さんによる詳しい楽器説明もあった。一般的に使われているクラリネットは「Bbソプラノクラリネット(ベークラ)」と呼ばれる全長70㎝のもので、上部の吹き口から順にマウスピース、バレル、上管、下管、ベルの部位があることが説明された。『インマークライマー』という曲では、パーツを1つずつ外して演奏するパフォーマンスを行い、来場者からは驚きの声があがった。

須磨区から来場した小川知子さんは「優しい音色が心に沁みました。特に最後に演奏された『いのちのうた』が素晴らしかったです。来てよかった」と感激しきりだった。
山本晃さん(北区)は娘と孫の山口汐莉さん(小3)の3世代でコンサートを鑑賞し、「久しぶりの生演奏に胸がいっぱいです」と話した。汐莉さんはマウスピース体験では音がなかなか出せずに苦戦していたが、何度か挑戦後、音が出せた時には満面の笑顔を浮かべていた。

同センター館長の三浦敬三さんは「市内の文化センターでは珍しいクラリネットの定期講座を来年1月から開始する予定です。(11月から申込開始)。また、10月、11月には随時講座として全4回のクラリネットレッスン講座も開催します。来年度から始まるコベカツに向けても中高生の方に向けたデッサンやヴォイストレーニングの講座もありますので、ぜひご検討下さい」と話した。

◆問い合わせ先/北須磨文化センター TEL791-0840

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