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須磨区

須磨区 あんしんすこやかルーム交流会「笑って健康寿命を延ばそう!」

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3月5日(火)新長田勤労市民センター別館・ピフレホール(長田区若松町)で「須磨区あんしんすこやかルーム交流会 ~ルームまつり~笑って健康寿命を延ばそう!」が開催された。

 

水島 寿子さん

神戸市では地域の見守り活動の拠点を作るため、高齢化率の高い公営住宅の空き住宅などを活用し、地域包括支援センターの出先機関となる高齢者自立支援拠点「あんしんすこやかルーム」を設置。現在須磨区内には5カ所のルームがあり、それぞれの活動を報告しルーム同士の交流を広げようと、各地域からメンバーが集まった。

前半はスライドショーで各ルームの様子を紹介。後半は水島寿子さん(笑いヨガクラブ神戸バナナ会講師)による「笑いヨガ」で盛り上がった。また会場にはそれぞれの活動で制作した手芸小物などが展示された。  各ルームは、それぞれ中学校区に1カ所の割合で設置された高齢者の介護や見守りなどの相談窓口「あんしんすこやかセンター」と連携している。友愛訪問ボランティアや民生委員、地域のボランティア、見守り協力事業所など多くの支援のもとで支えあい、ふれあい喫茶をはじめ手芸、小物作り、健康体操など多彩な活動を行っている。また、高齢者が一人きりで閉じこもっていないか、話し相手はいるのか、健康状態はどうかなど一人ひとりの顔を見て話す「小さな声かけ」で高齢者が孤立しないよう見守っている。

 

2カ所のルーム運営に関わった元スタッフの野瀬慶子さんは「目に見える形でルームの活動記録を残すことが、ほかの高齢化地域や災害復興地域の地域作りに役立つデータになるのでは」と話す。名谷南「ルームひだまり」の福井和子さんは「みんなほかのルームの様子がよくわかって良かったと好評でした。笑いヨガでたくさん笑って寿命が延びたかも!?」と笑顔。白川「 ルーム若草」の猪師三郎さんは若草の様子と神戸市の懐かしい映像を紹介し「みなさん映像を見て、すぐ場所を答えていました」と話した。名谷「ルームいろは」の山根佳子さんは「拠点住宅では毎朝ラジオ体操の第3まで行っています!」と活動を紹介し参加者の関心を集めた。また、名谷駅東集会所の「介護予防のための音楽療法」や須磨区オリジナル、ジャンボお手玉を使った体操を行う、「すまイル体操くらぶ」の様子を紹介し、参加を呼びかけた。

妙法寺「ルームおひさま」の小山利香さんは「住民ボランティアの、パワーがすごい !」と同交流会の準備や日頃の協力に感謝の気持ちを表した。同じくたかとり「ルームコスモス」の福岡恵子さんも「布小物類の展示物が大変好評でした」と準備に携わったボランティアや多数の来場者に感謝を述べた。

最後に須磨区社会福祉協議会の石澤直美さんは「今日、自分の足で歩いてここに来たように、毎日少しずつ体を動かして下さい。NNK(ねんねんころりん)ではなくPPK(ぴんぴんころりん)を目指しましょう!」と一言。その言葉で会場は笑いに包まれた。  ふれあい喫茶や小物作り、体操などにいつも参加しているという須磨区在住80代女性は「ルームがあるから安心です。気軽に話を聞いてもらえ集える場所として、いつまでもあってほしい」と感想を述べた。

 

※見守り推進員(SCS)(Senior Citizen Supporter)/災害復興公営住宅や「あんしんすこやかルーム 」に派遣され、見守りを必要とする被災高齢者等の安否確認や見守り、生活相談、情報提供、地域コミュニティーづくりの支援を行うスタッフ。

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