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星や宇宙を楽しもう!

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 7月5日(土)、かりばプラザ集会所 小会議室1(西区狩場台)にて、「星や宇宙を楽しもう!」の教室が開催され、小学生の親子が参加した。
 毎年、かりばプラザで開催されるイベント「かりば七夕まつり」。NPO法人コミュニティかりば・専務理事の足立さんは「お祭りが減ってきているが、七夕まつりを頑張って続け、子どもたちに楽しい思い出をつくってもらいたい」と、フリーマーケットや屋台の出店に加え、毎年新しい企画を考えていると話す。今年は親子で楽しめる天文教室が企画された。
 同教室の講師を務めたのは三好雄介さん。三好さんは定年後に明石市立天文科学館や神戸青少年科学館でボランティア活動を行ったことをきっかけに星に興味を持ち、「星空案内人(星ソムリエ)」や「JAXA 宇宙教育指導者」の資格を取得したそう。サポートには七夕まつりに学生ボランティアとして参加した神戸市外国語大学の田中真美さんとウハンさんが付いた。
 教室が始まるとまず「太陽系の星の名前を知ってるかな?」と三好さんが参加者へ問いかけ、参加者は順番に金星、火星、土星などそれぞれ知っている星の名前を答えた。三好さんはホワイトボードに絵を描き太陽からの星の位置を説明した。太陽からの距離を解説する時には参加者に前に出てきてもらい図表をつかって説明する場面もあった。次に三好さんから「星の形はどんな形かな?」の問いかけには、「丸い形」と参加者から返答。遠くから星を見ると丸く見えるが、ホワイトボードに貼られたJAXAが撮影した星の画像は丸とは異なった形をしていた。小惑星リュウグウは、地球からの観測ではほぼ球形と考えられていたが「はやぶさ2」の探査によってそろばんの珠のような形をしているとわかったそう。小惑星イトカワは生き物の「ラッコ」に見えることでも有名だと三好さんが話した。続いて「星の色は何色かな?」と問いかけ、太陽の光で色が変わることや、星の表面温度で色が変わることを説明。「リゲル」「シリウス」などの青白い色の星は表面温度が高く、「ペテルギウス」「アルデバラン」などの赤色の星は温度が低いと解説した。
 また、三好さんがホワイトボードに星の絵を描き、これからの季節によく見える「ベガ」「デネブ」「アルタイル」をつなぐ夏の大三角や、ひしゃく型の北斗七星、南の夜空に輝く「アンタレス」や天の川などを説明し、参加者たちは熱心に聴いていた。国際宇宙ステーションは飛行機と違いピカピカ光るのではなく白い線として見えることや、これから宇宙ステーションの見える日時、星を家庭で見るのに最適な双眼鏡や望遠鏡について紹介と説明があり教室は終了した。 
 西区糀台から参加した稲葉さくらさんは、星の色や明るさについては図鑑を読み知っていたそう。「北斗七星のひしゃくの取手の先にスピカ、アークトゥルスがあることなど、星の名前を知りました」と新しい知識を理科の授業や自由研究に役立てたいと語った。母親と一緒に参加した西区糀台の小学2年生の女児は「星の形がラッコの形とかいろんな形があってびっくりしました」と感想を話した。
 三好さんは「今日は参加者が熱心に話を聞いてくれて良かったです。昔に比べると、子どもたちが星を見る機会が減っているので、机の上の勉強だけではなく、もし小学校に眠っている備品の望遠鏡があれば自治体などと協力して星をみるイベントなどができたらとも思います。ぜひ、ひと月に1回でも生の星を見て星の美しさを知ってもらいたい」と話した。

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