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みんなの屋上菜園 pick! nic! farm

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 6月28日(土)、須磨パティオ1番館屋上ひろば(須磨区中落合)で、ワークショップ「収穫したじゃがいもで、フライドポテトを食べよう」が開催され、8組の親子が参加した。(主催/pick! nic! farm事務局)
 須磨パティオ屋上ひろばには野菜の栽培や収穫、自然遊びを楽しむことができる「みんなの屋上菜園pick!nic!farm(ピックニックファーム)」が設けられている。毎月第2・第4土曜日をファーム活動日と設定し、菜園アドバイザーとともに菜園活動やワークショップを実施。土づくりから種まき・収穫・調理まで年間を通じて「食べる」をまるごと体験しながら学ぶ講座などを行っている。
 この日はワークショップ開催日。最初にじゃがいもができるまでの過程を栽培担当スタッフの倉内敏章さんが絵本を用いて分かりやすく説明した。続いて大きなプランターの周りに移動して、お待ちかねのじゃがいも掘り。スコップを片手に掘り始めると大小のじゃがいもがゴロゴロと土から顔を出し、子どもたちは大喜び。じゃがいもを洗った後は、ピーラーを使って皮をむいた。「新じゃがは皮が残っていても大丈夫だよ。芽はしっかり取ってね」と倉内さん。包丁を使って細長く切り、水にさらして準備完了。皮などの野菜くずはファーム内のコンポストへ。事務局長の中本智子さんは「子どもたちにはゴミをゴミにしないことを楽しく伝えています」と話した。
 ファーム内では約30種類のハーブを育てており、副局長でハーブ担当の髙畑正さんがハーブを摘んで子どもたちに手渡し「どんなにおいがする?」「甘い味がするよ。このままでも食べられるよ」と説明。髙畑さんは「五感を使ってハーブや自然を感じてもらえれば」と話した。レモンバーム、ローズマリー、タイムなどを子どもたちと摘み取り細かく刻んだものや、事前に乾燥させたディルから収穫した種をそれぞれ塩に混ぜて計5種類のハーブソルトが完成した。
 収穫した約2㎏のじゃがいもはその場で調理してフライドポテトに。好みのハーブソルトを付けて試食した。「ホクホクでおいしい」「全種類の塩をつけて食べたよ」と大好評。あっという間に完食となった。須磨区中落合の池上真代さん、莉子さん(年少)親子は3回目の参加。「収穫して揚げたてのポテトをいただいて贅沢ですね」と話した。須磨区妙法寺から家族4人で参加した石田湊也さん(年長)は「お芋掘りが楽しかった。いっぱい穫れたよ」と笑顔を見せた。母親は「食の学びにもなりますね」と感想を話した。事務局長の中本さんは「身近に自然を感じ、子どもたちの好奇心が育つ体験の場です。お買物ついでにお気軽に参加してください」と呼び掛けた。
【ファーム活動日】
・日時=第2・第4土曜日
・時間=13時~15時
・参加費=無料、申込不要
【ワークショップ】毎月いずれかの活動日に開催
・参加費=内容により材料費、参加費が必要な場合あり。要申込
※最新情報はインスタグラムで発信中

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