さかなのおにいさん かわちゃんと海洋問題を考えるイベント

6月15日(日)、フェリシモ本社「Stage Felissimo」(中央区新港町)にて、「さかなのおにいさん かわちゃん」と海洋問題を考える子ども向けのイベントが開かれ、約120人の家族連れが参加した。(主催/フェリシモ 後援/神戸市)
同イベントは、フェリシモ創立60周年プロジェクト「STAGE60」の一環として行われた。フェリシモは美しい海と海洋生物の保全活動を支援している。当日は子どもたちに魚の生態や海の大切さを〝オモロく〟伝える活動を行っている「さかなのおにいさん かわちゃん」こと川田一輝さんが講師を務めた。
まずはじめに、かわちゃんが作詞作曲を手がけた『たちうおバンザイ』を歌いながら皆で一緒に体操。第1部は魚にまつわる知識を楽しく学べる「おさかなクイズ教室」。海好きな子どもを増やしたいと願って、クイズの内容もかわちゃんが作成したという。「トビウオは1回のジャンプで何mとべる?」との出題に、子どもたちは元気よく手を挙げた。正解は最長400mで、新幹線N700系とほぼ同じ長さだと説明されると、驚いた表情を見せる親子も。ほかにもイルカ、マンボウ、ウミガメ、ラッコなどの海の生き物に関するクイズが行われた。正解した子どもには、かわちゃんからプレゼントが手渡され、うれしそうに笑顔で受け取っていた。
次に「2048年の寿司屋」として描かれたイラストを紹介。科学専門誌『サイエンス』で発表された「2048年、海から魚がいなくなる」という論文を、子どもにもわかりやすくイラストで表現したもので、そこには、マグロ、イクラ、サケをはじめ、多くの魚にバツ印がつけられ、「本日、魚ありません」と書かれていた。かわちゃんが「大人になってお寿司屋さんに行った時、お寿司が食べれなくなっていたら、どう?」と問いかけると、子どもたちからは「いやや」「悲しい」と声があがった。「どんな原因でそうなるか」については、温暖化による魚の生息域の変化、海産物の乱獲、海洋汚染が挙げられた。皆にもできるのは「ゴミを出さないこと」「水を大切に使うこと」「脱プラスチック」「魚をおいしく食べること」だと呼びかけた。
第2部はかわちゃんと一緒に会場周辺のジーライオンアリーナなどを歩きながら、ゴミ拾いを行った。ゴミ拾い終了後にはどんなゴミが落ちていたのか発表。多かったのは、ビニール、たばこの吸い殻などで、魚の骨も見つかった。ポイ捨てなどで川から海に流れたゴミは、海を汚染するだけではなく、海の生き物が誤って食べて命を落とす原因にもなっていると解説。子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていた。
西宮から家族で参加した河隅維空ちゃん(3歳)は魚が好きで、かわちゃんの動画をよく見ているそう。かわちゃんに「会えてうれしかった」と喜んでいた。かわちゃんは「魚を好きになることが、まず海を豊かにする第一歩です。大切なのは優しい想像力です」と話した。

2048年のお寿司屋さん