介護予防トレーニング
5月14日(水)、「介護予防トレーニング」が北須磨文化センター(須磨区中落合)中会議室にて開催され、事前申し込みをした10人が参加した。
(主催/(公財)神戸市民文化振興財団 北須磨文化センター)
筋肉量は動かないと減る一方。この講座では、無理をせず今動かせるところを使って鍛えるために、激しい運動ではなく椅子に座りながらゆっくりと優しくストレッチや筋トレ、また脳トレも行う。講師は同文化センターオープン時から、さまざまな「トレーニング講座」のクラスを担当してきた長谷川美智子さん。「このクラスは椅子に座ることで体への負担を少なくし、普段使うことのない体の箇所のストレッチを楽しく行っていきます。持病や怪我で立ったままや、マットに座ることが難しい方にも無理なくできるようにと心掛けています」と話した。
参加者は椅子に座りながら、長谷川さんの掛け声に合わせて手を広げたり、肩を上下に動かしたりする簡単なウォーミングアップから始めた。続いて、腕を振って走るイメージで体を動かしたり、つま先を上げたり下げたり、足を広げたりなどのトレーニングを長谷川さんと一緒に行った。
トレーニングの間に「脳トレ」も行われた。長谷川さんが黒板に、〇2つと間にひらがな1文字「ん」と書く。「〇ん〇」の〇に何が入るか、参加者たちは3文字の単語を考えた。「サンバ」や「さんぽ」などの単語があげられていた。次に4文字で、その次は5文字と文字数が増えていき、皆で何があるかな?と言いながら考えた。「しりとり」も行われ、参加者たちと長谷川さんは楽しそうにやり取りしていた。しりとりの途中にボールが配られ、膝にボールを挟んで太股の内側を鍛えながらしりとりを続けた。
「脳トレ」後は、椅子の後ろに立って肩、膝、股関節、首など普段使わない箇所のストレッチを含めたトレーニングが行われた。ゆっくりと深呼吸を行い終了。終了後には「宿題ではありませんが、来週までにやってみてください」と四文字熟語のクロスワードパズルのプリントが配られた。
須磨区北落合からの参加者は「20年前から先生の違うクラスを受講していましたが、年齢とともにゆっくりのクラスが自分に合ってきていると思い、このクラスに参加しています。とても楽しいです」と感想を話した。初参加の小林佳都子さん(須磨区落合団地)は「いつも使わない体の箇所をストレッチするので体がポカポカしてきました。楽しかったのでまた来たいと思います」と感想を話した。
長谷川さんは「皆さん楽しく参加されていて良かったです。続けるためには、体のためだけではなく、楽しみながら取り組んでもらいたい。また、このクラスを社交の場としても活用してもらいたいです」と話した。
介護予防トレーニング今後の開催予定
開催日/
7月9日・16日・23日・30日・8月20日・27日・9月10日・17日・24日 いずれも水曜日
受講料/1回 1000円
※1回ずつの申し込み可
問い合わせ先/北須磨文化 センター TEL(791)0840