第52回神戸まつり 長田フェスティバル
(上)木育キャラバン㏌神戸長田
5月18日(日)に行われた「第52回神戸まつり」の関連イベント「長田フェスティバル」が、若松公園(鉄人広場)などの会場で5月10日(土)・11日(日)に開かれた。
今年は神戸・淡路大震災から30年、また長田区制80周年を記念して、若松公園(鉄人広場)でのステージや出店のほか、特別企画を設けて2日間で開催された。
10日には、ステージプログラムが行われ、民謡総踊りに始まり、和太鼓や中国武術演武に会場からは温かい拍手が送られた。地域の子どもたちが日頃から練習を重ねたダンスや歌を披露し、保護者は我が子の活躍を収めようとカメラを向けていた。イベントのチラシにスタンプを押してもらうと、当日ノエビアスタジアム神戸(兵庫区)で行われたラグビーの観戦チケットがプレゼントされるキャンペーンも実施された。
10・11日の2日間、特別企画として株式会社良品計画による災害が起こった時の考え方を身につけられる防災イベント「いつものもしもCARAVAN神戸」、大橋地下道では神戸市行財政局税務部若手職員ワーキングチーム「シン・ナガタ写真展」が行われた。
また、大正筋商店街のアーケードでは、東京おもちゃ美術館協力による「木育キャラバン㏌神戸長田」が開催され、木のおもちゃが集合した。子どもたちは良質な木のおもちゃを手に取って木の手触りや香りなどを感じ遊んでいた。小さい子どものエリアと少し大きい子どものためのエリアに分かれており、小さい子どものエリアには木で作られた卵のプールなどがあり、大きい子どものエリアには、さまざまな種類の駒やドミノなどもあり、親子で楽しめるようになっていた。
須磨の実家に帰ったついでに長田に寄ったという日高裕美さんは、4歳の娘が楽しそうにおもちゃで遊ぶ様子を見て「昔、小さい頃はよく長田に遊びに来ていた。たまたま寄ったらイベントをしていたので、親子で楽しんでいる」と話した。神戸市地域協働局の金井和之さんは「木育キャラバンはたくさんの木のおもちゃと出合える場。全国各地で開催されている人気の企画で、長田区制80周年を記念し、思い切って長田でもやってみようということになった」と話し、子どもたちが遊ぶ様子を見守った。
旧二葉小学校のふたば学舎(長田区二葉町)でも、特別企画の1つクラフターズマーケット「フタバ ポリフォニー」が開催された。日本全国から集まったハンドメイド作家たちが丹精を込めた作品や個性豊かなアイテムを販売。アクセサリーや雑貨のほか、「無農薬玄米カレーコブカフェ」のキッチンカーや「CHARO~自転車に乗るヒゲのおじさん~」のアートトラックも来場し賑わっていた。
フタバ ポリフォニー
いつものもしもCARAVAN神戸