編集記事

須磨区

KOBEまちなかパフォーマンス

記事 KOBEまちなかパフォーマンスのアイキャッチ画像

(上記写真 STAYG)

アーティストの新たな活動の機会の創出や、まちの魅力の向上を目的とした「KOBEまちなかパフォーマンス」。審査に合格したアーティスト(登録アーティスト)が神戸市公認の会場で、音楽演奏やダンス、大道芸などのパフォーマンスを披露できる制度。神戸のまちを文化芸術で彩りながら、人々の心に潤いをもたらしまちの魅力を一層引き立てていくことを目指している。

また、三宮の駅前空間が再整備され歩行者空間が広がっていく中、無秩序ではなく市公認の場所で、マナーやルールを守ってパフォーマンスを繰り広げてほしいという想いもある。2024年度から活動している46組に、4月から新たに27組が加わり、現在73組(音楽60組、大道芸7組、ダンス5組、伝統芸能1組)が活動している。登録アーティストは、神戸のまちのイメージとの合致、パフォーマンスのクオリティ、独自性、活動意欲などの審査基準で選考されている。公認会場は13カ所で、特に地下鉄沿線の西神中央駅前プレンティ広場、西神南駅前光の広場、妙法寺駅前広場などの会場では平日・休日問わず、多くのライブパフォーマンスで賑わっている。

4月8日(火)には、神戸ハーバーランドのスペースシアターで、2組のアーティストがパフォーマンスを行った。1組目は男性ボーカルグループ「STAYG」。2015年に結成、リーダーのSi–toさん、福見健二さん、榎田俊介さんの3人で「STAY GOLD=常に輝き続ける」をコンセプトに活動中。個性溢れる歌声が織りなすハーモニーとパワーで元気と癒しを届けている。数年前から応援しているファンは「彼らの魅力はきれいなハーモニーです。3人がメジャーになって、大きなドームで歌うところを見たいです」と語った。また、通りがかりに偶然初めて彼らの歌声を聞いた女子中学生は「遠くから見ていたけど、手を振ってくれた。また聞いてみたいと思いました」と新しいアーティストとの出合いを楽しんでいた様子。

STAYGの榎田さんは「僕たちの歌声を聞いて、少しでも人生がいい風になってくれたらいいなと思っています」と話し、Si–toさんは「今は7月6日に神戸文化ホールで開催するライブに向けて全力で準備しています。サマーソニックなどでも活躍中のスタッフが関わってくれるので、とてもいいものをお見せできることを楽しみにしています」と意欲的に語った。

2組目は、=AskingLife=。神戸を中心に年間200本を超えるライブを行うなど精力的な演奏活動を展開している。楽曲提供も行い、ニューヨーク、シドニー、パリ、ベトナムなどでもライブ経験がある。「完成した時に自分が泣けない曲は出さない」と話した。

同月24日の妙法寺駅前広場では、16歳の現役高校生シンガーソングライターの「Ayumu」がライブを行った。小学生からギターをはじめ、同制度を使うのはこの日が初めてだと話した。  市の担当者は「アーティストのみなさんの活動の手助けになればという思いと、まちなかのさまざまな場所で日常的にアーティストによるパフォーマンスが楽しめる環境になることを期待しています」と話した。公式HPでは、イベントスケジュールや登録アーティストの情報なども確認できる。


STAYG


=AskingLife=


Ayumu


KOBEまちなかパフォーマンスホームページ