みんなでいっしょにABC
4月21日(月)、「みんなでいっしょにABC」のイベントがおやこふらっとひろば名谷(神戸市須磨区中落合)にて開催され、約30組の親子が参加した。(主催/おやこふらっとひろば名谷)
「おやこふらっとひろば名谷」は未就学児とその保護者を対象に、こころに寄り添う、人と人との繋がりを感じられる憩いの場を提供。広々とした施設内は森をイメージしてデザインされ、遊具や家具などは多くの木で作られているため、安らぎを感じる空間となっている。また、ここでの時間が特別な思い出となるように、さまざまなイベントが企画されている。同イベントもその一つであり、ECC幼児教育推進部の講師を招き、英語のファーストステップを親子で楽しんでもらう目的で開催された(毎月第3月曜日、年間10回予定)。
おやこふらっとひろば名谷を運営する社会福祉法人翠福祉会の梶原美由紀さんは「このクラスに事前申し込みは不要なので、気軽に参加してください。また最初から最後までクラスを受けなければいけないとの決まりもないので、お子様の気分や体調に合わせて自由に参加してもらい、楽しみながら英語に親しみを持っていただければうれしいです」と呼びかけた。第1回目となるこの日の講師を務めたのは細川純子さん。最初に細川さんはイングリッシュネーム「ABBY(アビー)」と呼んでもらえればと自己紹介し、「英語の音楽やリズムに耳を傾けてもらえるだけでも十分です」と話した。
クラスが始まると音楽に合わせて、ABBYさんが『クラップユアハンズ』を歌い、手を叩いてのリズム遊びが始まった。月齢の小さな幼児も母親に手を握られうれしそうに手を叩く姿が見られた。次にABBYさんが「サニー(晴れ)」などの天気が描かれたカードを使用し、音楽と手拍子に合わせて今日の天気を問いかけた。今日の天気が「サニー(晴れ)」の時には両手をあげて輪を作る。幼児も母親の膝の上に座りながら楽しそうに行った。
また「スプリング(春)」のカードが出れば「花が咲く」のジェスチャーを、「サマー(夏)」のカードが出れば「汗をかく」のジェスチャーを、と遊びながら四季の単語が紹介された。「カラー(色)」の単語は、2色のカードをABBYさんが持ち、囲むように座っていた親子一組ずつに近づいて訊く。「Red(赤)」と言われたら、親子は赤色のカードを選び、幼児がタッチするという内容だった。子どもたちが喜んだのは「あたま・かた・ひざぽん」の英語バージョン。手遊びとして馴染みがあるようで元気いっぱいに行っていた。
クラスの最後には大好きな人に向けてアメリカでよく歌われる『Skidamarink(スケダマリンク)』をABBYさんが歌い、今日のクラスで習った単語をカードとともに復習し、30分間のレッスンは盛りだくさんの内容で終了となった。
須磨区から10カ月の娘と参加した母親は「子どもがとても楽しそうにしていました」と話した。中央区から8カ月の娘と一緒に参加した母親の大平さんは「ホームページを見て参加しました。良いイベントなのでまた来月も参加したいです」と笑顔。ABBYさんは「0歳から2歳の幼児さんでも、きちんと体を動かして参加してくれてとってもうれしいです。意味はわからなくても英語のダイナミックなリズムを楽しんでくれたら良いと思います」とイベントの感想を話した。