西神グルメ祭り
3月30日(日)、西神プレンティ広場(西区糀台)にて、地元の出店者を中心に季節のおいしいものや人気のキッチンカーが大集合したイベント「西神グルメ祭り」が開催された。(主催/オリジナルイベント実行委員会共催/未来想像研究所くにちゃんランド、ハシック―プロジェクト)
同イベントは「つながりでもっと豊かに」をコンセプトに、地元有志が地域活性に貢献したいと集まり開催された。3年前、オリジナルイベント実行委員会の代表・大西雅美さんが、西区の休耕田を利用し、初開催したマルシェをきっかけに規模が拡大。プレンティ広場では今回が第3回目となり約30の店舗とキッチンカーが広場に集まった。来場者は家族や友人とおいしいものを味わい、春のひと時を過ごした。
西区秋葉台で営業している惣菜店「福菜や ぬこ」は身体に優しい惣菜弁当や唐揚げを販売した。西区で栽培された野菜、米を中心に調味料にもこだわったお弁当は色とりどり。「旬のお野菜をできるだけ使って、朝4時から手作りしています。今の時期はカリフラワーがおいしいので、鶏肉とカレー炒めにしました」と店主は自慢の惣菜について話す。
姉妹で営む「mogumegu」は、国産米粉とよつばバターなどを使った、コロンと丸いスノーボールクッキーや国産大麦粉を使ったシフォンケーキを販売。「シフォンケーキは小麦粉を使ったものより食べ応えがあり、朝食にもぴったりです」とアピールした。金曜日にジョイフル桜が丘で出店しているという。
「石窯キッチンHIRO」では天然酵母を使った焼きたてピザが販売された。キノコとベーコンのピザを仲良く分け合っていた姉妹は明石市から来場。「生地がモチモチでおいしい」と笑顔でピザを頬張った。
グルメだけでなく、新感覚の射的やめだかすくいのブースでは家族連れがお祭り気分を満喫。射的で見事100点の大当たりを出した西海公航喜さん(小1・西区竜が丘)は「真ん中を狙ったら当たった。家にあるおもちゃの鉄砲でもよく遊んでるから、当たってうれしかった」と景品の特大鉄砲のおもちゃを手に大喜び。また、初めてのめだかすくいに挑戦した須磨区から訪れた兄弟も「オレンジ色の子がかわいい」とすくったメダカを持ち帰った。
イベントでは、代表の大西さんとじゃんけんをして勝ち残った人に農政公社提供の六甲山牧場や平磯海づり公園の入場券、オリエンタルホテルでのお食事券などがプレゼントされるじゃんけん大会も開かれた。大人も子どもも交じり、じゃんけんの勝敗に一喜一憂した。三田市から家族と訪れた灘明希帆さん(小4)は3回連続じゃんけんに勝ち抜き、焼き菓子を獲得。「うれしかった」と笑みをこぼした。また、音楽に合わせて縄跳びをし、最後まで引っかからずに跳べた人に賞金1万円が当たる縄跳び大会も開催された。優勝したのは、西神南から家族で訪れた大西純平さん。勝因を「ペース配分を考えた作戦勝ちです。賞金は家族サービスに使いたいです」と語った。
イベント共催の「ハシックープロジェクト」は、西区の端、通称「ハシ区」にて住み続けたい町を守り地域の魅力を発信する活動に取り組んでいる。スタッフの岡本幸恵さんは「5月11日にはジョイフル桜が丘で『ハシックー音楽祭』、5月25日には西神プレンティ広場で第4回西神グルメまつりと、今後も楽しいイベントの予定が盛りだくさんです。ぜひ遊びに来てください」と意欲的に語った。
「めだかすくい」は親子に人気
じゃんけん大会
「ハシックープロジェクト」のみなさん