編集記事

須磨区

スマホ教室

記事 スマホ教室のアイキャッチ画像

3月7日(金)、須磨区役所4階多目的会議室(須磨区大黒町)にて、スマートフォン(スマホ)の活用法を学ぶ「スマホ教室」が開催され15人が参加した。(主催/神戸市企画調整局デジタル戦略部)

同教室は神戸市とソフトバンク株式会社間で、「高齢者等のデジタルリテラシー向上支援に関する事業連携協定」が締結されたことをきっかけに開催された。本年度は市内各区役所で2回ずつ(計20回)同様の教室が行われ計254人が参加した。
おもに高齢者で、スマホを持っていない人や、持ってはいるが操作に慣れていない人が対象。教室用に用意されたスマホを使い、講義が行われた。講師を務めたのはソフトバンクのスマホアドバイザー®、吉井明日香さん。スマホアドバイザー®とはソフトバンクが独自に資格認定したスマホのスペシャリストのこと。神戸市内では8つの店舗に在籍しており、オンラインのスマホ教室も行っている。

はじめに吉井さんより「昔はカメラ、地図、新聞、ラジオ、懐中電灯などそれぞれがバラバラにあって、持ち運ぶのも大変でした。今はスマホ1台で賄えるので、ぜひ便利な機能を知って使ってみていただきたいです」とあいさつがあった。

まず最初はコミュニケーションアプリ「LINE」の使用法について。参加者はメッセージやスタンプの送り方を学んだ。町内会、同窓会、家族など複数人に同じ内容の連絡をしたい場合、以前は回覧板を回したり、または1人ずつに同じ内容のメールを送ったりと「手間がかかった経験がある人も多いかもしれません」と話す吉井さん。「今はグループラインという方法で、グループ内の全員へ一斉に同じ内容を送信できます」と説明があり、実際にスマホを使って町内会のお茶会への誘いをシミュレーションした。「はい」「承知しました」などかわいいスタンプを試してみる人や「その日は行けません」と返信する人など、実際に近いやり取りが行われた。

次に導入店舗が増えてきているスマホ決済のやり方について説明があった。スマホ決済とは、あらかじめアプリを銀行口座やクレジットカードと連携させることで、現金を持ち歩かなくてもスマホのみで買い物ができるシステム。スマホに表示されるバーコードをレジで見せて店側に読み取ってもらったり、レジ前に表示されているQRコードを読み取って支払額を入力し支払いするやり方などが紹介され、参加者はメモをとりながら熱心に聞き入っていた。

また、神戸市が行う市が保有する施設の不具合をLINEで簡単に報告できる機能も紹介された。道路や街灯、公園の遊具などの破損を見つけた際に、不具合の概況や写真を投稿し位置情報を送信することでいち早く市に連絡できる機能。不具合から発生する事故を未然に防止する効果も期待できる。

長田区から参加の中馬京子さんは「今までガラケーを使用していましたが、ガラケーはこの先製造されなくなっていくと思い、つい最近スマホを購入しました。そんなとき区役所でスマホの勉強ができることを知り申し込んでみました。少しずついろんな機能が使えるように勉強したいと思います」と意欲的に取り組んでいた。
神戸市企画調整局デジタル戦略部情報政策担当の松本彩香さんは「行政でもスマホによる手続きが増えていく中、ソフトバンクが神戸市と連携して、スマホの使い方を学べる教室を開催いただいたことに感謝しています。教室への参加をきっかけに、スマホの便利さや楽しさが伝わればうれしく思います」と語った。

また、神戸市では各区役所などでスマホの操作について相談できる「スマホ相談窓口」を定期的に開催している。(事前予約制)
【問い合わせ先】
株式会社ベイエリア(委託事業者)TEL(251)7307
受付時間/午前9時~午後5時(平日)
詳細→https://www.city.kobe.lg.jp/a29931/sodan_madoguchi.html

カテゴリー