「須磨パティオ1番館」リニューアルオープン記念イベント
市営地下鉄名谷駅前の商業施設「須磨パティオ1番館」(須磨区中落合)が12月10日(火)にリニューアルオープンした。これを記念したオープニングイベントが14日(土)に買物広場で開催され、多くの来場者が詰めかけた。
神戸市の都市ブランド向上と人口誘引につながるプロジェクト「リノベーション・神戸」、「名谷活性化プラン」の一環として、市は須磨パティオのリニューアルプロジェクトを推進している。「みんなでピクニック、須磨パティオ。」をコンセプトに、昨年8月の健康館2階のリニューアルに続き、1番館に新店10店舗を含む36店舗がオープンした。また、今年3月にはフードコートの新設を含むグランドオープンが予定されている。
イベントでは最初に1番館のリニューアルポイントの紹介があった。1階食物販エリアの区画再編に加え、2階にはキッズスペース「こどものくに」を新設。0~2歳と3~6歳のエリアを分けて小さな子どもも安心して遊べるように工夫されている。また、SDGsの一環として、一部の遊具には地域の子どもが遊ばなくなった積木を回収して再利用している。
ステージでは、市立須磨翔風高等学校(須磨区西落合)和太鼓部が迫力のある力強い演奏を披露した。和太鼓部の演奏に合わせて同校書道部が縦2m×横4mの巨大な紙に書をしたためるライブパフォーマンスを行った。書道部部長の藤田双葉さん(2年)は「自然に囲まれたこの街で、新しくなるパティオへの期待や祝福の気持ちを書で表現した」と最後に中央部分へ「創造」と書き上げた。和太鼓部部長の上田健太郎さん(2年)は「高校の近くなのでパティオにはよく来てます。書道部とコラボしたのは初めてで合わせるのが難しかったけど楽しかった」と笑顔があふれた。
午後からは、お笑いコンビ「紅しょうが」のラジオ番組公開収録が行われ、2人が登場するとひと際大きな歓声と拍手が沸き起こった。熊元プロレスさんは須磨区出身で幼少の頃から名谷に訪れていたという。パティオの初代時計台の思い出や当時よく購入していたコロッケなど地元トークで盛り上がった。
ほかにも須磨パティオキャラクター「パティ」や須磨区マスコットキャラクター「すまぼう」も駆けつけ、子どもたちは大喜び。須磨区中落合の40代女性は小学生の娘を連れ、神の谷在住の母親と一緒に来場。「(1番館が)オープンして名谷の活気が戻ってきた。3月のグランドオープンが待ち遠しい」と声を弾ませた。
須磨翔風高校書道部と和太鼓部のコラボ
紅しょうがのラジオ番組公開収録