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須磨区

ひなまつり撮影会

2019年3月27日号【須磨区・西区版】vol.718 掲載

2月27日(水)、コープ名谷店内のすま居る名谷(須磨区菅の台)で「ひなまつり撮影会」と「ひな人形工作会」が開催され、乳幼児を連れた母親など地域住民が集った。

主催は昨年4月、須磨区で地域のつながりをつくることを目的に発足したボランティア団体「こみゅすま」。須磨区社会福祉協議会のこすもスマイル助成をもとに、これまで、ハロウィンやクリスマスイベントを企画運営し、今回で4回目となる。この日はメンバー5人と、社会福祉士を目ざす大学2年生を含むボランティアスタッフ3人が運営にあたった。

会場は会員の一人が2週間かけて段ボールに着物布をあしらって作った男雛と女雛が並べられ、桃の花が飾られるなど、ひな祭りムード一色に。訪れた赤ちゃんや幼児、小学生が、手作りの冠などを身につけ、ひな人形気分になって写真におさまった。中には大泣きする赤ちゃんや、下を向いたままカメラを見ない幼児もいて、スタッフがうちわでピンクの花びらをひらひらと宙に舞わし、「こっち、こっち」と注意を引くなどして撮影を盛り上げた。子どもを抱っこしたり、横に並んだりして、写真におさまる親子もいた。3日前に熱を出したが、どうしてもこの企画に来たいと頑張って治したという坂井あきちゃん(妙法寺幼稚園・5歳)は「楽しかった」と笑顔を見せた。

撮影が終わった後、参加者はひな人形作りに挑戦。紙コップか紙皿を選び、色とりどりの和紙を貼り付けて胴体を作り、好きな顔を描いて貼り付け仕上げた。小さな子どもたちは母親やスタッフに手伝ってもらい、出来上がった作品をうれしそうに手に取っていた。1歳の淳太くんと参加した土田真央さん(須磨区竜が台)は「このような機会がないと地域の人たちとふれあうことがないので、楽しかった」と話し、友人の1歳の愛菜香ちゃんと参加した山口香さん(須磨区竜が台)は「青森から引越してきました。須磨は暖かくて住みやすいですね」と笑みがこぼれた。

こみゅすま代表の前田基行さんは「これからも地域の中で、子育て世代を大切にしながら、世代を超えたつながりを目指して活動を続けていきたい」と意気込みを語った。

 

 

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