少年少女海釣り大会
11月3⽇(日)、神⼾市⽴平磯海釣り公園(垂水区平磯)で「第23回少年少女海釣り大会」が開催された。
青空が広がる絶好の釣り⽇和の下、幼児から中学生152人が参加し、大にぎわいとなった。
主催の兵庫県釣連盟(山田富士会長・会員100人)は、釣りを通して健全な子どもたちの育成を図り、釣り人口の裾野を広げようと、毎年11月の第1日曜日に同イベントを開催している。
紀伊水道から明石海峡を望む東西1400mの釣台は釣り糸を垂れる親子連れなどで埋め尽くされた。子どもたちは保護者にエサを付けてもらったり、釣った魚の外し方を教えてもらったりしながら、釣りを楽しんだ。釣り上げた魚に噛まれ、大泣きする幼児の姿もあった。
審査の受付時間は6時から10時、審査魚は1人1匹のため、子どもたちは釣り上げた魚の中から1番大きい魚を選び、釣連盟の会員に計測してもらった。
審査後、「メバル・ガシラの部」「ベラの部」「カワハギの部」は1位から5位、大物の部は1位から50位、飛び賞が発表された。名前を呼ばれた子どもたちは山田会長から表彰状や釣竿や食品など、たくさんの賞品を受け取り満足顔だった。最後に、あさりがゲットできる家族対抗じゃんけん大会が行われ、会場は最高の盛り上がりをみせた。
ベラ20.6㎝を釣り上げ、「ベラの部」で見事優勝を手にした片山晴生さん(霞が丘小3)は、今年9月半ばに同公園で行われた釣り教室に初めて参加し、大会を知ったという。片山さんは「竿を遠くに投げたら大きいベラが釣れた。来年も参加する」と笑顔。
吹田市から5組の家族で参加した平野愛莉さん(吹田市立西山田小2)は、「カワハギの部」で2位に輝いた。平野さんは「はじめは魚をさわれず怖かった。さわれるようになって楽しくなった。また来たい」とはにかんだ。
山田会長は「来年も会おうねという参加者の声が聞け、うれしく思う。子どもたちの元気な姿と笑顔を支えに、来年も開催します。ぜひご参加ください」と呼びかけた。