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須磨区

ジャパンビーチゲームズ須磨2024

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10月5日(土)・6日(日)、須磨海岸にて、ビーチゲームズ日本招致プロジェクト「ジャパンビーチゲームズ須磨2024」が開催され、全国からビーチスポーツを愛する選手が集まり、白熱したプレイで観衆を魅了した。(主催/ジャパンビーチゲームズ須磨実行委員会)

このイベントは2008年から2年に1度開催されているビーチスポーツ・マリンスポーツ・ハイブリッドスポーツの国際大会「ワールドビーチゲームズ」を日本に招致する啓発活動の一環として開催された。須磨駅から須磨海浜公園までのおよそ1・8㎞におよぶビーチに8種目の観戦エリアと、11種目のビーチスポーツ体験エリア、キッチンカーなどが集まるすまいる食堂エリアが設けられた。

ビーチテニス、ビーチサッカー、ビーチバレーボール、ビーチモルック、ビーチハンドボール、ビーチコーフボール、スラックライン、フレスコボールの8つの競技の公式大会が行われた。どの競技も選手の息遣いが聞こえる至近距離で観戦することができ、コートの周りには人だかりができた。ビーチバレーボールの試合にはパリオリンピック日本代表の長谷川暁子選手と石井美樹選手も登場し、世界レベルのプレイに観客は歓声をあげた。ビーチコーフボールは記念すべき第1回目の日本選手権が行われ、全国から7チームが集まり熱戦が繰り広げられた。

無料で行われたビーチスポーツ体験会には多くの子どもたちが参加し、初めて体験するスポーツの楽しさを全身で感じていた。灘区から家族と訪れた中このはさん(小4)と妹のゆずはさん(小1)は、ビーチ相撲に初挑戦。姉妹ふたりがかりで東京農業大学相撲部の大きな力士に挑んだ。ふたりは「重たかった」「全然動かなかった」と話し、参加賞の手ぬぐいを笑顔で受け取った。

スラックラインの体験会も人気を集めていた。スラックラインとは細いベルト状のラインの上でバランスを取り、ジャンプなどパフォーマンスをするスポーツ。体験会の横で開催された公式戦でも、次々に青空高く回転する選手たちの演技に大きな歓声があがった。

「心のバリアフリー」企画として、会場の砂浜には須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの協力で高密度ポリエステル製マット「モビマット」が敷かれた。車いすやベビーカー、視覚障がい者でも歩きやすいような会場作りが行われていた。さらに、楽しく海辺で過ごすための備えとして、海辺の安全教室が開催された。現役ライフセーバーが紙芝居やライフジャケットの装着方法の実演などにより、海辺に潜む危険や、万が一の時のために知っておきたい知識を伝授した。そのほか、ビーチフラッグスやビーサン跳ばしなど、子どもたちは裸足で存分にビーチスポーツを満喫していた。

実行委員長の佐伯さんは「須磨のビーチはすばらしい砂浜で、しかも交通の便も良い。たくさんのビーチスポーツを知っていただき、ビーチゲームズの日本招致を応援してほしい」と語った。


スラックライン


ビーチバレーボール


ビーチ相撲に挑戦する中さん姉妹

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