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おとララ Season2 ~大人のための音楽体感プログラム~

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10月9日(水)、「おとララ Season2 ~大人のための音楽体感プログラム~」が西神中央ホール スタジオ1(西区美賀多台)にて開講され、事前申し込みをした19人が参加した。(主催/ららばいプロジェクト)
このプログラムは歌のある子育てを普及、推進するプロジェクト「ららばいプロジェクト」の大人向け版。「ららばいプロジェクト」では、歌うことを通して「未来ある子どもたちが安心して成長できる社会」を目指している。活動の中で「子育てママたちの孤立や引きこもりをなくす支援をしたい」との思いが生じ、高齢者の孤立や引きこもりの解決にも通ずると、音楽を共有しながら楽しめる場所を創る目的で「おとララ」を立ち上げたという。講師の声楽家・ボイストレーナーの本條敦子さんとピアニストの古川アヤコさんのほかに、さまざまな楽器演奏者をゲストに迎え、月に1回開催している。
はじめに「このプログラムでは歌うこと、リズムを感じること、聴くことの3つを大切にしてもらいたい」と本條さんからの説明があった。プログラムは簡単なストレッチ体操から始まった。参加者たちは椅子から立ち上がり、本條さんの呼びかけに合わせて足を両幅に開いて腕を前後に揺らしたり、肩甲骨を上下に動かしたりした。8拍で息を吐く呼吸法も行われた。続いて秋にちなんだ楽曲として『七つの子』『夕焼け小焼け』『四季の歌』を歌った。『夕焼け小焼け』では、参加者たちはまず2グループに分かれて輪唱し、その後さらに4グループに分かれてハーモニーを楽しんだ。『見上げてごらん夜の星を』では隣の人と手を繋ぎ左右に揺れながら歌った。
次に座っていた椅子を中央に集め、その周りを囲んで輪になって立つ。古川さんのピアノ演奏に合わせて本條さんも加わって参加者みんなで輪が回るように歩き、ピアノの演奏が止まると歩くのを止め、また曲が変わると歩く方向を反対向きに変え、リズムに合わせて動いた。
最後はゲストのトロンボーン奏者の松下浩之さんと、古川さんによるミニコンサートが行われた。『星に願いを』など数曲のトロンボーン演奏と、ショパン『ノクターン』のピアノソロが披露され、参加者はプロの生演奏に聴き入っていた。
今回で3回目の参加という淀井静子さん(西区学園西町)は「本條先生が素晴らしく、1カ月に1回のこのプログラムを毎回楽しみにしています。生演奏が聞けるのもうれしいです」と話した。来月のゲストでもあるバイオリン奏者の村田隆子さん(西区岩岡町)は、今回は参加者として「プログラムの最初から最後までが楽しかったです」と話した。本條さんは「私たちは〝歌うこと〟は万人の心を潤すエキスだと思っています。歌いたいけどコーラスに通うほどでもなく、コンサートに行くのも敷居が高いと思う方たちへ気軽に来られる温泉のような癒やしの場所を『おとララ』で提供したいと思っています」と話した。

「おとララ」今後の開催予定
■12月6日(金)
 《ゲスト》 バイオリン奏者 村田隆子さん
 午前10時30分〜11時40分(10時15分開場)
2025年
■1月8日(水)《ゲスト》フルート奏者
■2月5日(水)《ゲスト》サックス奏者
 午前10時15分〜11時30分(10時開場)
 申込・問い合わせ先/otolala24@gmail.com


トロンボーンとピアノのミニコンサート

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