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西神中央ホール市民サポーターフェスvol.2「実りの秋」

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10月5日(土)西神中央ホール(西区美賀多台)で同ホール市民サポーターフェスvol.2「実りの秋」が開催された。市民サポーターが企画し、主催する2回目のイベントとなる。(企画・主催/市民サポーター・西神中央ホール)

西神中央ホールの運営は、神戸市から株式会社シアターワークショップへ委託されており、地域住民ボランティアである市民サポーターも運営の一端を担っている。この日は西神中央ホール、アートスペース、交流広場の仕切りを開放してひと続きの会場に。「いろんな使い方ができるところを見ていただきたい」と館長の大島寛之さん。

会場には西区の野菜・果実・加工品の生産者の出店が並んだ。西区平野町から訪れた戸田順子さん(63)は、「神出ドーナツ工房さんのファンで、出店のたびに追っかけをしています」と、3人の孫たちと参加しオープンテラスでの軽食を楽しんでいた。
「西区は、とにかく水がいい!」と話すのは『ムーンブルワリー』の坂本和也さん。西区で生まれ育った坂本さんは農薬を一切使わない自家栽培米と湧き水を使い、西区で初となるクラフトビールを提供している。「女性やビールが苦手な方にも楽しんでもらいたい」とさっぱりした飲みやすい仕上がり。西区産の廃棄するトマトや梨を使ったビールも開発している。

6農家が集まり生まれた『神戸牛(うし)牧場』は、牛に寄り添い、無理な負担を掛けない飼育方法=アニマルウェルフェアを理念に掲げている。「家畜の匂いを抑える努力をしたり、地域に受け入れられる工夫を重ねています。この地域で牧場をやっていることを知ってほしい。神戸ビーフの産地は六甲だけじゃなく、宝塚から明石まで広がっている」と話し「近くの出店者さんとつながりができた。西区を元気にしたいという共通の想いを今後に生かしていきたい」と手ごたえを感じていた様子。

午後2時半から来場者アンケートの回答者が参加できる抽選会が始まり、各店舗から提供された景品を巡ってあちこちで歓声が上がった。
市民サポーターの上野優子さんは「これからも年に1度のサポーターフェスや、季節ごとのイベントなど、地域の人とホールを繋ぐ活動を市民サポーター主導で企画運営できたらと思っています」と話した。大島館長は「車でしか行けない場所も多いので、一度に購入できる機会を作り、多くの方に西区の産業、生産者に触れていただけたら」と想いを語った。

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