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親子スポーツフェスタ

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 9月28日(土)~29日(日) 大蔵海岸芝生広場(明石市大蔵海岸通)にて、一般社団法人Future for Kidsによる親子スポーツフェスタが開催された。およそ70人の親子が、大蔵海岸の開放的な空間でスポーツイベントに汗を流した。
 Future for Kidsは、「大人と子どもが一緒に輝ける時間や空間づくり」を目指し昨年11月に活動を始めた団体。コロナ禍で外出ができない期間、近隣の公園に許可を取り、近所の子どもたちを集めてラジオ体操を始めたのがきっかけという。「地域の活動が縮小し、運動会でも親子競技がなくなった。子どもは親が楽しむ姿を見ることで一層楽しいもの。だから、いつも大人も子どもも楽しめる要素を入れています」と代表は話す。
 28日(土)のプログラムは、親子ヨガからスタート。ハリウッドヨガインストラクター・大西美穂さんの掛け声と軽快な音楽に合わせてリズムよくポーズを取る。柔軟性を生かしたポーズや手を繋いでの動きに四苦八苦しながらも、参加者は「肩が軽くなった」と顔をほころばせた。
 水分補給と休憩の後は砂浜へ移動。明石市が拠点のビーチサッカークラブ、ボナパルト兵庫(代表・﨑岡柊優さん)の選手がサポートし、親子が入り混じってのビーチサッカーで参加者はヒートアップ。「サッカーを通じて子どもたちを笑顔にしたい」との思いが合致し、コラボイベントが実現したそう。
 最後の種目は、競技用ズボンを使った「デカパン競争」。2人ペアでビッグサイズのズボンに足を通し、数m先のコーンを一周してリレーを行うもの。協力して精一杯走る子どもたちや、子どもを抱えて走る親子の姿に大きな声援が上がった。親子4人で参加した大石桃子さん(多聞台小1)は「サッカーは初めての体験。デカパン競争で優勝できてうれしかった!」と満面の笑み。多聞台から2度目の参加という親子は「砂浜で遊ぶイベントは少なく、こういったスポーツイベントは続けてほしい」と充実した笑顔を見せた。
 3歳の翔陽さんと参加した小脇恵美里さんはスタッフも務めた。同じくスタッフの森本楓さんとともに「運動の機会が減っているのでありがたい。子どもと参加できるイベントがこれからも広がってほしい」と期待を込めた。
 同団体は、不登校児童の支援にも力を入れており、神戸・明石を中心に講演会や家族の情報交換の場を設けている。専門家を招き、当事者が思いを話せる相談会も行っている。
 詳しくは公式サイトhttps://futureforkids.jp/
またはインスタグラムにて。

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