生活創造フェスタ2019
2019年2月27日号【須磨区・西区版】掲載
2月3日(日)神戸クリスタルタワー5階、県立神戸生活創造センター(中央区東川崎町)で「生活創造フェスタ2019」が開催され、親子連れなど約900人が参加した。
県立神戸生活創造センターは県民の地域活動やグループ活動を支援するための施設で、現在460のグループが登録。同フェスタは、日頃の活動成果を発表するとともに来場者との交流の場となることを目的に毎年開かれている。
会場では自然素材を使った置物作り、牛乳パックなどエコ材料を用いた工作、昔あそび体験、点字体験など18のワークショップが並んだ。「自然工作」のブースでは自然素材で作る万年カレンダーが人気。どんぐりに日付や曜日を書き、木の実や枝、どんぐりの殻などを思い思いに飾り付けると完成。姉弟で参加した山本紗良さん(東須磨小3)健心くん(同小1)は「ずっと使えるのがうれしい。部屋に飾りたい」と笑顔で話した。
「創作折り紙」のブースではひな人形の壁掛け作り。色鮮やかな和紙で作る男雛と女雛の折り方を説明した。台座や扇などの小物類は事前に準備されており、台紙に貼り付けヒモを通すと出来上がり。須磨区妙法寺の堀江未来ちゃん(5歳)はひな人形を手に「かわいい」と満足顔。父親の良さんは「子どもが工作好きなので参加しました。親子で一緒に楽しんでます」と感想を話した。ほかには手作りおもちゃや雑貨の販売もあり、人だかりができていた。
ステージではマジックショーやフラダンス、大正琴の演奏など13演目が披露された。「神戸インドネシア友の会」によるインドネシアの民族竹楽器「アンクルン」の演奏では、竹の奏でるやさしい音色が会場に響き渡った。その後、観客全員にアンクルンが配られ合奏体験が行われた。揺らすと音が鳴るアンクルンは演奏法が簡単で、1つの楽器から1音しか出ないので初心者でも気軽に楽しめるという。最後にインドネシア民謡を合唱、合奏すると一体感に包まれた。
同センター所長の藤川景子さんは「このフェスタを通してさまざまな人との関わりが生まれ、センターを活用していただくきっかけになればいいですね。センターのファンになってほしいです」と語った。