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須磨区

おやこふらっとひろば名谷 オープン!

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市営地下鉄名谷駅周辺の「リノベーション・神戸」プロジェクトの一環として、須磨区役所「北須磨支所」(須磨区中落合)が8月13日(火)、新庁舎に移転オープンした。その2階に新設された「おやこふらっとひろば名谷」(運営/社会福祉法人 翠福祉会)では、8月6日(火)、7日(水)にプレオープンが催され、事前申込の親子約320人が各日2回の時間帯に分かれて来場した。

旧支所の西隣に位置する新庁舎は地上7階建て。内装には県産木材を使い、随所に温かみがある。「おやこふらっとひろば名谷」のある2階は須磨パティオ健康館や名谷センタービルと繋がり、名谷駅から雨に濡れずに移動できるアクセスの良さが魅力。また、市内9区に10カ所(須磨区のみ2カ所)ある「おやこふらっとひろば」の中で床面積は一番広い。

森をイメージして作られた同ひろばは、木製の遊具や什器が並び、南に面した大きな窓から太陽の光が差し込む明るく開放的な空間となっている。「動のひろば」と「静のひろば」が隣り合い、「動のひろば」の窓際には滑り台にボールプール、太いロープのつり橋が設置されている。つり橋は足裏の刺激にも。高さ2・3mの天然のヒノキでは木登りもできる。「静のひろば」は遊具がなく、子どもが自由に遊びを広げられる。この日は絵本を読んだりおもちゃを触ったり、親子がゆったりとくつろいで遊んでいた。

また、ベビーエリアのおむつ替えスペースは個室ではなくオープンな作りになっているため、親はきょうだいが遊ぶ様子を見ながらおむつ替えができる。ほかにも子どもを遊ばせながら保育士と話ができる相談スペース、エントランス横には広々としたベビーカー置き場とロッカーを完備し、親子にとって使いやすい空間構成となっている。

須磨区南落合の西村奈緒子さんは友里ちゃん(3歳)、咲良ちゃん(1歳)と来場。

「広々として体を動かせる遊具があるのでまた来たいです」と笑顔。西区井吹台北町から咲翔ちゃん(1歳)と訪れた大林知明さんは「仕事が休みだったので遊びに来ました。大きくなったら遊びたい遊具がいっぱいですね」と話した。

運営する翠福祉会の豊田則子理事長は「遊具の対象年齢を3歳児にすることで、より多くの子どもたちが自分だけで遊具を楽しめる。そうすれば、保護者も子どもの見守りにすこし余裕ができ、保護者同士の交流も増えていくのではないか。それは保護者にとってのリフレッシュにもなるのでは」と話す。「親子が気軽に立ち寄れて、子育ての情報交換や相談、発信ができる地域子育ての拠点になれば」とひろばへの思いを込めた。

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