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須磨区

ユープラ夏まつり

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8月16日(金)、8月17日(土)に須磨パティオ健康館3階パティオホールにて ユースプラザKOBE WEST主催のユープラ夏まつりが開催された。

同イベントは日頃ユースプラザを利用する中高生30人が中心となり、地域のボランティアの協力を得て、小学生以下の子どもたちに楽しんでもらえる縁日やおばけ屋敷の企画・運営をする取組みで、毎年恒例の催しとなっている。

1日目は病院を舞台としたおばけ屋敷を開催。参加者には5人程度の少人数のグループで会場に入り、ハンカチと写真を取って戻ってくるというミッションが与えられた。子どもたちは肩を寄せ合いながらおばけ屋敷内を足早に進み、後ろからは中高生がついて、事故がないよう安全確認をしながらサポート。ルート上にさまざまな仕掛けが施されているため、至るところで叫び声が響く。母親と一緒におばけ屋敷にチャレンジした須磨区の辻悠杏さん(7歳)、花さん(5歳)は「人が動いているのが怖かった」「ドンドンドンっていう大きな音が怖かった」とそれぞれ話した。

おばけ屋敷のテーマは5月から話し合われ、行程やストーリーも中高生が話し合い決定した。7月頃からは週2回、おのおのの担当箇所を作り始め、最後の1週間はほぼ毎日準備に通った生徒も多かった。

住川海夢さん(高1・須磨区)、森岡祥花さん(同)、向井寿愛さん(高1・西区)は看護師のおばけ役を務め、化粧で顔にあざを作ったり髪の毛を下ろしたり、役作りを工夫。昨年に続き2回目の参加となる住川さんは、「昨年初めて参加して楽しかったから、今年も参加しようと思った。来年も参加したい」と笑顔で話した。

また、須磨翔風高校(須磨区西落合)からは10人近い生徒が参加した。同校ではボランティア活動に35時間参加することにより、1単位が認定されるという制度があり、積極的にボランティアに参加する生徒も多い。2年生の参加者はボランティア活動で学んだことを「さまざまな年代の人と話すので、コミュニケーション能力が上がった」「企画を作り上げていくために、想像力が鍛えられた。ギリギリまで小道具にもこだわった」と満足気に語った。

2日目はボールダーツ、ピンポンカップイン、スーパーボールすくい、ボウリング、的当ての5つのブースが登場。看板作りや備品の買い出しには中学生も多く参加し、より安く備品を仕入れるために情報収集をしたり、予算も考えながら準備に当たった。どのコーナーにも子どもたちが列を作り、会場内はゲームを楽しむ笑顔が溢れた。

ユースプラザKOBEWEST施設長の森泰斗さんは「今回は安全面について少しアドバイスはしましたが、それ以外はすべて子どもたちに運営を任せ、予算など現実的な部分も考えてもらいました。これからも失敗を恐れずに、いろんなことにチャレンジしてもらいたいです」と中高生にエールを送った。

お化け屋敷の設定。この病院の中に入らなければなりません。

このボードをよく見つけてきましたね。

 

お化け屋敷会場。パーティションにも血の手型がついていたり雰囲気があります。

小物の組み合わせも凝っています。

2日目の縁日も賑わいました。

2日目のスタッフのみなさん

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