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須磨区

おさがりマルシェ

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おやこふらっとひろば須磨(須磨区大黒町)にて、7月17日(水)の午前・午後の計2回「おさがりマルシェ」が開催され、午前中は26組の親子が訪れた。

おやこふらっとひろば須磨は須磨区役所2階にある、気軽に集い遊んだり、子育て相談などで利用できる親子の居場所。さまざまなイベントも実施しており「おさがりマルシェ」もそのひとつ。昨年開催したところ大好評で「また開催してほしい」とたくさんの声があったため、今年も企画、開催された。このマルシェでは、家庭で大切に使っていたが成長してサイズが合わなくなった赤ちゃん・子ども用の衣類を、次に大切に使ってくれる人に手渡す手伝いをする。開催前の約1カ月の間で衣類を募集した。

朝9時半から始まるマルシェに向けて、同ひろばには親子が集まりだす。施設の遊具やおもちゃで遊んだり、絵本を読んだりそれぞれの時間を過ごす。

開始時間になると同ひろばの一角には60~70、80、90、100㎝~とサイズ別に子ども服がていねいに並べられた。小さい子どもを抱っこした母親や子どもを施設内で遊ばせた母親が一人で、衣類を広げ真剣に吟味する。ベビーカーで7カ月の娘を連れて訪れた母親は「お姉ちゃんがいるがサイズが合わないので、今回のマルシェを楽しみに来た。110、120㎝の大きいサイズの服があったのがうれしい。お姉ちゃんのものばかりになりましたが、いずれかは妹も着ることができると思う」と笑顔。

マルシェ担当のスタッフで保育士の松原真紀さんは、来場した母親の質問に答え、アドバイスする。まだ首がすわったばかりで最近寝返りをしたという赤ちゃんを抱っこした母親から「ボタンではなくて、かぶれるような服が便利かな」と聞かれ的確に返していた。松原さんは、「このふらっとひろばに初めて来ることは、公園デビューのようにお母さんにとってとても勇気がいること。初めて来てくれた人には話しかけるように気を配っている。何度も利用してくれる人とは、子どもの成長を一緒に喜ぶことができて楽しい」と話した。10カ月の娘を連れた町智圭さん(須磨区)は3歳の息子が小さい頃から3年以上同ひろばを利用し、親子ともども助かっていると話した。町さんは学校の先生をしており、今は子育ての休職中だという。

リクエストに応えて年内にもう一度マルシェの開催を計画中。スタッフの松原さんは「未就学児のお子さんがいる方なら、別の区在住でも利用できるので、気軽にのぞきにきてくれたら」と話した。

※施設の詳細はHPにて

https://murasame-kobe.com/oyakofurattohiroba

 

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