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垂水区

ふれあい喫茶 らくしょうかい

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JR垂水駅北側の隠れ家レストラン「ちょびぽっぽ」(垂水区仲田)で、毎月第2水曜日(変更あり)に地域交流スペース ふれあい喫茶「らくしょうかい」が開催されている。
代表の奥川慶子さんは、出産後にパニック症候群を発症した経験を持つ。症状を改善するため、骨格診断・ヒプノセラピー(催眠療法)・酵素医学をおよそ30年かけて学んだことから「食・ココロ・骨格が整えば人間は元気になる」ことを身をもって体験した。自分の経験を生かし、何かできることはないかなと考えていた時に、夫が他界。上京していた長男が帰郷したことを機に、シンプルだが無農薬や減農薬、遺伝子組み換えでないものや添加物なしのこだわりの食材を使った、身体に優しい料理を提供する予約制レストランを2023年3月にオープンした。
そして「ふれあい喫茶 らくしょうかい」は「靴を脱いでくつろぎながらおいしいご飯を食べる。デザートを食べてお茶をしながら楽しい会話をする。そういった皆様の憩いの場になれば」との想いで2024年1月からスタート。動き出すまではコミュニティサポートセンター神戸で「コミュニティビジネス講座」を半年受講し、垂水区社会福祉協議会が実施する「ハートブリッジ助成金」を受けて和室をリノベーションした。
「らくしょうかい」を訪れるのは、在宅ワークで人と話す機会がないという50代男性や、脳梗塞の後遺症のリハビリに話す練習をしているという70代の女性など幅広い。参考に滝の茶屋のふれあい喫茶を訪れた際は、お茶を飲んで帰るだけの静かな会だったので『これだったらできるかな』と始めたが、全く違う雰囲気になりびっくり」と朗らかに笑う。垂水駅前のイベントで奥川さんと知り合ったスタッフ(垂水区北舞子・50代女性)は「シニアが多くなった垂水区で、いろんな人が来て話せる場があることで孤立を防げる。住宅街の3軒先なら行ってみようか。あそこに行けば誰かいる、足の悪い人でも歩いて来られる。とにかく外に出るきっかけとなれば」と場の広がりに期待を寄せた。
「らくしょうかい」は午前10時~午後3時、参加費200円で珈琲・紅茶・お菓子付き。次回は8月21日(水)開催予定。
問い合わせ先/ちょびぽっぽTEL(747)0247

左が奥川さん。集まった方と話が弾む

 

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