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垂水区

神戸友の会舞子方面 料理講習会

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6月5日(水)、ブランチ神戸学園都市(垂水区小束山手)内コミュニティルームにて、「神戸友の会舞子方面」による料理講習会が行われた。

主催の神戸友の会は1928年に、雑誌「婦人之友」の愛読者から生まれた団体で、家庭という小さな世界からより良い社会になることを願って活動している。独学では少しハードルが高い料理や手芸、洋裁などの手仕事、重曹を使った掃除や洗濯の講習など、生活の基礎を伝える生活基礎講習などを行っている。

この日は「美味しいすし飯で、巻き寿司を作ろう」をテーマに地域の主婦ら15人が集まった。講師は同会会員の鱸(すずき)啓子さん。鱸さんのアドバイスに耳を傾けながら、巻き寿司、いなり寿司、すまし汁を作った。お米を炊く際に塩を入れるタイミングや、普段食卓にあがる機会が少ないかんぴょうの炊き方や、巻き寿司をきれいに仕上げるための具を入れる順番などの説明に、参加者はメモをとりながら真剣に耳を傾けていた。完成後の試食では、参加者から口々に「おいしい」と声があがった。参加者は「ご飯の炊き方にもコツがあり、ネットのレシピでは分かりにくい講習会の良さを実感しました」「具の作り方の丁寧な説明とコツを教わり、これならできそうと思った」と感想を話した。

同会は「家庭は研究室」をモットーに、近所に住む会員が集まって、毎日の生活の中から衣食住、家計、子どものこと、環境のことなどを世代を超えて学びあっている。総リーダーの住吉民子さん(垂水区舞子台)は、最近認知されるようになったSDGs(持続可能な開発目標)という言葉がまだない時代から、同会では各家庭から出る二酸化炭素の排出量を測り、減らす方法を考えたり、食の安心・安全について勉強会をしてきたと話す。「今、食べているものは10年後の身体になると考えているので、安心・安全なものを子どもたちに残したいです」と語った。

毎月第1水曜日にブランチ神戸学園都市で講習会を行なっている。その月のテーマについては、会員たちのおしゃべりの中から決められるという。6月のテーマも「鱸さんの巻き寿司美味しいから、みんなで教えてもらおう」と声があったのがきっかけ。舞子方面リーダーの関屋宏美さん(垂水区舞子)は「教わったことを実際に家で試した時に失敗してしまっても、相談したら、失敗の原因を教えてもらえるのがありがたいです。苦手だと思っていたことが、できるようになるのはうれしいし、たくさん母親がいてくれる感じで心強いです」と話した。
講習会には会員外でも参加可能。

問い合わせ先/
神戸友の会舞子方面 kobetomo.maiko@gmail.com
神戸友の会HP https://sites.google.com/view/kobetomo

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