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西区

学南ハイキング同好会

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豊かな自然が広がる西区は、山と緩やかに流れる河川が魅力的な地域。「学南ハイキング同好会」は市営地下鉄沿線の自然を楽しみ、ストレス解消や健康増進を目的としたハイキング、ウォーキングを毎月第3土曜日に行っている。

同会の現在のメンバーは13人。当初は神戸市シルバー人材センター西区センターが「遊びの会をつくりませんか」と呼びかけ、市と合同で創設した囲碁や園芸など15のサークルの中のひとつだったそう。

6月15日(土)は青空のもと、新緑の押部谷山道から呑吐ダムまでを男女7人が散策した。「下見は必ず。トイレの位置、適した休憩所があるか、バスの時刻や交通費と必ず現地で確認をしてルートを決めます」と、コースを先導する生野靖男さん(学園東町)は、創設時からのメンバー。「コースは西区役所発行の『西区あんない』をもとに開拓しています。バスの停留所が明記されていて、計画が立てやすい」と生野さん。通常午前9時に集合し、午後3時頃解散するスケジュールで計画を立てるそう。この日は西神中央駅で集合してバスに乗り、栄駅西バス停で下車。無理なく歩けるよう選ばれた緩やかなカーブと傾斜の山道を、休み休み歩くと汗がにじむ。

最年少の前田松己さんはシルバー人材センターの広報誌に掲載されていた会員サークル紹介を見て参加。会の魅力は、定期的に会える仲間がいることだという。「こうして参加していても、だんだん身体が衰えているのを感じる」とはいうが、歩きながらも休憩所でも話は尽きない。話題は親の介護などが多いそうで「話すだけでスッキリできる」と健やかな笑顔を見せた。

呑吐ダム管理事務所でトイレ休憩を取った後、つくはら大橋にて昼食。整備された自転車道の脇は「BE KOBE」のモニュメントが設置された広場になっている。メンバーの石渡照巳さん(井吹台北町)は「自然に触れ、距離を歩くことで健康維持・ストレス発散になる。高低差が少ないルートを選んでいるので体力に自信のない方でもOK。気軽にチャレンジしてほしい」と話した。

学南ハイキング同好会は、年齢を問わず、どの区に住んでいる人でも参加可能。
問い合わせ先/TEL090・3972・9150(会長の前田さん)


生野靖男さん

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