玉津庁舎(旧西区役所)リニューアルお披露目イベント「たまろっとフェスタ」
西区玉津町にある玉津庁舎(旧西区役所)が幅広い世代が集う、地域交流の場としてリニューアルした。
6月16日(日)には、1階と4階部分のお披露目オープニングイベント「たまろっとフェスタ」が開催された。神戸市長も訪れ、地域で活動中の団体など30を超えるブース出店や、同施設の活用紹介があり多くの来場者で賑わった。
令和4年2月に西神中央へ移転した西区役所。玉津庁舎は2・3階部分に一部の行政機能を有し、空いた1階と4階がこの度大幅にリニューアルした。1階北側には玉津地域福祉センターが移転し、たくさんの人に親しみを持って利用してもらいたいとの想いを込めて、玉津のつどい場「たまろっと」と愛称も決定した。
駐車場の一部には、リノベーションで新しくウッドデッキと芝生のエリアが誕生。イベント当日は神戸市長のあいさつが行われたほか、地元中学校の吹奏楽部の演奏や、地元のダンスチームのパフォーマンスなどが華を添えた。西区押部谷町などで自然養蜂の採蜜や環境保全活動をしている「さとのわ養蜂研究所」ブースでは、遠心分離機の採蜜体験が人気だった。明石市から訪れた林美羽さん、花恋さん姉妹は「はちみつしぼりをしたくて来ました。思ったより軽かった!」とニッコリ。
1階にはキッズスペースや演奏会なども行えるエリアがあり、通常は休憩などに利用できる。貸し切ってイベントを開く場合は有料となる。今後は誰でも無料参加できる「しんしんオンライン健康体操」や、地域団体の新鮮な野菜や雑貨を販売するマルシェが定期開催される予定。またレンタルキッチンでは、カフェ開業を目指す人が腕試しで利用することもできるそう。
スタッフが常駐している「地域活動カウンター」では、貸室の受付や利用についての相談ができる。コミュニティマネージャーの村上華世さんは「『たまろっと』で何か活動を始めたい方や、交流を広げていかれるみなさんをサポートします。まずはお気軽にカウンターにお立ち寄り下さい」と笑顔で呼びかけた。
4階の200人収容可能な多目的ホールには、すでにダンス教室利用の通年予約も入っているとのこと。4階南側には講座などに利用できる貸室の他、無料の自習スペースやミーティングルーム、図書コーナーもある。イベント当日は本の交換会が盛況。現在は図書コーナーでの読書に限られるが、寄贈本を募集しながら将来的には貸し出しも考えていくとのこと。家族3人で訪れた森山さん一家(西区玉津町)は、「本の交換会を目当てに来ましたが、キッズスペースも気になっています。すごい人ですね!」とイベントを楽しんだ様子だった。
玉津支所地域活性化担当係長の佐藤康平さんは、「庁舎全体を通して、行政と事業者、地域団体がそれぞれ得意分野を持ち寄って活かすことで、市民のみなさんの豊かな暮らしのお手伝いができたらと考えています」と話す。同施設のコンセプト〝利用者同士が愉しみながら交流や繋がりを持てる場に〟に沿ったイベントも開催予定とのこと。
※施設の予約やイベント情報はHPから。(施設利用には使用者登録票の記入が必要)
開館時間/月曜から土曜の午前8時半~午後9時(日曜休館)
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